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広告代理店と協力するからこそ挑戦できるプロダクションの新たな可能性

株式会社ストライプス

映像、編集、音楽など、世の中には様々な制作プロダクションが存在する。商流としては、広告代理店を介したクライアントワークもあれば、クライアントとの直接取引もある。後者の場合は間に一社も挟まない故、クライアントとのコミュニケーションが伝わりやすく、制作予算と営業利益も前者より潤沢に。いわゆる“クライアント直”を自社の強みとしてアピールする制作プロダクションが増える中、映像制作を中心に扱うストライプスは“代理店経由”を強みとしているプロダクションだ。広告代理店と二人三脚で培ってきた独自のクリエイティビティについて、取締役社長の遠藤耕太さんに訊く。

インタビュー・テキスト:加藤将太 撮影:岩本良介(2016/09/30)

「もはや何屋かわからない」状態から、必ず解決策を与えられる独自の集団へ

ストライプスの設立は2015年11月とまだ新しい。遠藤さんによると、前職の映像制作会社・エンジンフイルム在籍時に、「CM制作以外に様々な案件の相談を受けるようになった」ことが、ストライプス設立のきっかけになっているという。

遠藤:エンジンフイルムで働いていた頃、今のパートナーである大磯がCM制作から独立した部隊として、インタラクティブを中心にプロデュースを行うエンジンプラスという別会社を立ち上げ、僕もそこに参加しました。エンジンプラスではNTTドコモさんの『森の木琴』というWEBムービーなど、従来の30秒・15秒の枠にとらわれない映像もたくさん作っていましたが、単純な映像制作以外のお仕事も多数やっていました。例えば案件全体のコミュニケーションプランの作成、WEBサイトやアプリの制作、ライブストリーミングやプロジェクションマッピングのプロデュースなどコンテンツにまつわることの全てです。前社を辞める直前にはデバイスの開発を相談されることも増えて、もはや自分が何屋なのかわからない状態になってきました(笑)。

取締役社長 遠藤耕太さん

取締役社長 遠藤耕太さん

ストライプス代表取締役の大磯俊文さんはエンジンフイルムの先輩にあたる。遠藤さんと同時期に、偶然にも大磯さんも同じ悩みを抱えていたそうだ。二人は「自分たちは従来型のプロデュースという枠を超えて、仕事をしているのではないか」と気づき、「プロジェクトを設計・デザインする」というコンセプトの下、ストライプスの設立に至った。

変わりつつある「制作会社」と「広告代理店」の関係性

ストライプスが始動して1年弱。彼らの特徴のひとつに、広告代理店経由で請ける仕事が多いことが挙げられる。それも、いわゆる“下請け”ではなく“クリエイティブパートナー”として。いわゆる「下請け」になりがちな広告代理店との関係を良いものにしていく秘訣はどんなところにあるのだろう?

遠藤:どなたとお仕事をさせていただく場合でも、プロフェッショナルとしてきちんと仕事をするスタイルは変わりません。とはいえ、広告代理店の方とのお仕事で有り難いことがあるのも確かです。たとえば我々が自社のサービスを売り込まなくても、「いかなる状況においてもプロジェクトに対応できる」という我々の能力を理解した上で、マッチした仕事を供給していただける安定感はありますね。僕達の会社に依頼が来るケースというのは、ただ映像を制作する、WEBコンテンツを制作するという類のものは少なく、広告代理店の方と今の条件にはまる最適解を探りながらのプロデュースがほとんどです。それは最終的に映像になるかもしれませんし、インタラクティブになるかもしれませんし、イベントになるかもしれない。その間、必然的に密にコミュニケーションを取る機会が多くなるので、広告代理店の方とは良質な関係性を築く土壌が出来上がっているのではないかと思います。

世の中では、制作プロダクションは広告代理店の下請けというネガティブなイメージで語られることが多いようにも感じられる。ストライプスは、そんな従来から抱かれているイメージに縛られた「プロダクション」と「広告代理店」の関係が、徐々に変わってきていると言う。広告代理店と制作プロダクションの関係は、「営業チーム→社内クリエイティブチーム→制作プロダクション」という順に発注が降りてくるのが従来の流れであったが、最近は広告代理店の営業チームなどクリエイティブを扱わない部署からストライプスに直接依頼が届くケースもあるらしい。

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遠藤:広告代理店には優秀な方が数多くいらっしゃいます。彼らと一緒に仕事をすることで、当たり前の人格形成や広告の基礎的な考え方、クリエイティブへの意識など、非常に勉強になる場面が多いです。自分では思いもつかないようなアイデアを持っている方にお会いできますし、日々成長をさせていただけているという実感もあります。我々は課題解決を実際に動かすためのチームでありますが、広告代理店の方は、それを守ってくれる方々でもありますので、本当に良いチームに巡り会えたときの楽しさというのは言葉に尽くしがたいですし、従来のイメージとはちょっと違った広告代理店の方とのお仕事を当社は実践できている気がします。

クリエイティブパートナーとして認識されるだけのクオリティと提案力を担保する上で、どんなことを意識してきたのだろうか?

遠藤:月並みですが、NOとは言わないことですね。僕らは「明らかに現時点ではできない」という依頼も引き受ける場合があります。それは、話を掘り進めていくと、実は依頼とは違う形で解決できるんじゃないかと気付くケースも多いからです。プロダクションといえば、ひとえに物言わず依頼通りのものを作るだけ、というイメージを持つ方が多いかもしれないですが、弊社は自らも考えて最適な形を提案したい。クライアントのプロジェクト全体の予算や、制作にかけられる時間も加味して、最適な解決策を考える。そうした経験を積み重ねてきたので、たとえプレゼンや打ち合わせの場で予算が見合わなくても、その場で代案を提案できるんです。そのスピード感は、クライアントや代理店の営業担当の方にも評価をいただいています。

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