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愛してやまないスポーツ・アウトドアを盛り上げるために。「好き」を生業にする、あそぶの挑戦。

あそぶ株式会社

「好きこそものの上手なれ」という言葉のとおり、好きなものごとへの愛情や熱量が高いほど、人は努力し上達も早くなる。スポーツ・アウトドアをこよなく愛するあそぶは、まさにその言葉を体現している会社だ。あそぶが手掛けるクリエイティブワークはスポーツ・アウトドア関連のプロモーションがほとんどを占める。好きなことを仕事にした背景や想いを、共同代表の酒井智啓さんと高橋靖幸さん、ディレクターの矢代蔵人さん、吉原圭太さんに訊いた。

取材・文:加藤将太 撮影:中村ナリコ(2017/02/17)

本気で好きだから変えたい、日本のスポーツ・アウトドア業界

スポーツ・アウトドアメーカーのクリエイティブ面を中心にサポートする会社、あそぶ。社名からすると「遊んでいる」イメージも強いが、実際はどんな仕事をする会社なのだろうか。また、旗揚げした背景には、どんな想いがあったのだろう。

矢代:僕らのアウトプットはWEBサイト、映像、グラフィックなど多岐にわたります。共通して意識しているのは、コアな層に届くようなブランディング。ターゲットを明確にしてアプローチすれば予算も絞れますし、クリエイティブの方向性としても迷うことがありません。

酒井:3年ほど前、あるスポーツシューズメーカーとお仕事をさせていただきましたが、その頃はまったく映像コンテンツがなかったんですよ。そもそも、社内に「映像を作る」という発想がほぼなかった。それはなぜかといえば、映像の制作予算を組むという考え自体がなかったからなんです。僕らはそこに踏み込んで、さまざまなシューズのプロモーション映像を作らせていただきました。「ちょっと作ってみませんか」という感じに、新しい可能性を見せてあげるというか。低予算だとしても、まずは一度作って、評価される状況にすることが重要なんです。

代表取締役CEO 酒井智啓さん

代表取締役CEO 酒井智啓さん

高橋:弊社のスタッフは、趣味でもスポーツやアウトドアが好きな人ばかり。そんな「好きなこと」で生計を立てるのは幸せなことですが、日本ではスポーツ・アウトドアの領域においてユニークなプロモーションを手掛けている会社が少ないんです。そもそも日本はスポーツの競技人口やアウトドアの愛好家が世界的に見ても少ないので、もっと活性化させていきたいですね。

酒井: スポーツ・アウトドアを楽しむ人口が少ないから業界が成熟していないというか。それに加えて、企業が新しい商品開発には予算をかけるけれど、その商品を広める方にはなかなか目を向けていないんです。そういった悪い循環が業界にあるような気がします。その現状を僕らがサポートして、盛り上がるきっかけを作っていけたらと。

予算が少なくても相談を受けるケースもある。一般的には予算が見合わない場合、断ることが多いが、スポーツ・アウトドアを愛するからこそ、あそぶは簡単には諦めないという。

酒井:他社が断るところを僕らは想いでクリアしていきます。たとえ少額だとしても、それは企業の担当者がようやく捻出してくれた予算ですし、その人の役に立ちたい。一歩踏み出すことでまったく違う景色と出会えるかもしれないから、そのための背中を押しているんです。そうしていかないと、業界全体が今までと何も変わらない。一緒に汗を流す仲間になって血を通わせることも僕らの仕事の醍醐味。まずは信頼を勝ち取って、いつかは商品開発や売り方といった、もっと内側に入り込んでいきたいですね。

社内に「全種目のスポーツバカが揃うこと」が目標?

競技人口が少ない一方で、日本のスポーツ・アウトドア文化は多様で、世界トップクラスのクオリティを誇る。各メーカーが作る商品の精度もさることながら、最近は「スポーツ・アウトドアへの関わり方」が裾野を広げつつあるようだ。

高橋:アウトドアブランドのスノーピークも地方創生に関するコンサルティングの新規事業を立ち上げましたよね。僕らもスポーツ・アウトドアが自治体や一般企業と絡んでいくことに可能性を感じているんです。あそぶは現状、業界外の仕事もやっていますが、どちらかだけでは広がりを作ることができない。スポーツ・アウトドアとその他の領域をミックスさせて、新しいユーザーを獲得することに挑戦しています。

左:代表取締役COO 高橋靖幸さん / 右:ディレクター 矢代蔵人さん

左:代表取締役COO 高橋靖幸さん / 右:ディレクター 矢代蔵人さん

2016年は、ラグジュラリーなアウトドア体験としてグラマラスとキャンピングの造語「グランピング」が人気を集めたことでも話題となった。

酒井:弊社でも航空会社からの依頼で、グランピングイベントを企画からお手伝いさせていただきました。今の時代は普段着感覚というか、スポーツやアウトドアと、日常生活とのボーダーを無くす傾向にあります。カタチから入るのも楽しいですし、お気に入りのモノを使う贅沢感がアクティビティにつながりますから。

昨年はカラーランやナイトランなどのランニングイベントも流行りましたよね。こうしたイベントに若者が集まるということは、スポーツを楽しむための場を求めているということであって。そこでの体験とSNSやメディアでの情報発信をもっと密接に連動して継続していく必要もある。グランピングはまだまだ流行ると思いますが、日本の消費者は動き出すのも飽きるのも早いから、施設は近い将来に淘汰されていくかもしれません。どのような動向があるのか、アンテナを張っておくことも重要だと思っています。

高橋:だからこそ採用を強化していかなければならないんですよね。やはり事業を拡大していくためには、マンパワーが必要。僕らの軸だけで継続していっても限界が生じます。もっとスポーツ・アウトドア業界に対して影響力を発揮していきたいし、業界の裾野を広げていきたい。僕らと同じ志を持った人たちと一緒に仕事をしたいですね。いずれは、社内に「全種目のスポーツバカが揃っている」という状態を目指したいと思っています(笑)。

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オリンピックで経済効果の恩恵を受けるより、
プレイヤーの裾野を広げたい