Special 特集・PR

大企業の傘下に。イメージソースが最先端を走り続けるために選んだ道

株式会社イメージソース

1998年の設立以来、デザイン×テクノロジーの無限の可能性を追求し、常に時代の最先端に位置しながら、デジタル領域を中心に世の中に対して心踊る体験を提供してきたイメージソース。そんな日本におけるクリエイティブエージェンシーのパイオニアが、2017年3月に同社最大ともいえるターニングポイントを迎えた。それは、NTTドコモ傘下であるD2Cとの業務提携だ。なぜイメージソースはD2Cの子会社となることを決断したのか。その背景と現状、そして今後のビジョンについて、代表取締役社長・クリエイティブディレクターの小池博史さん、取締役・ディレクターのこいけ雄介さん、取締役・アートディレクターの藤牧篤さんが語ってくれた。

取材・文:加藤将太 撮影:岩本良介(2017/09/22)

あのイメージソースがD2Cと資本提携!?

2017年3月15日、デジタルクリエイティブエージェンシーのイメージソースが、NTTドコモ傘下のD2Cに子会社化されるというデジタル業界を揺るがすニュースが報じられた。

D2Cは前述のNTTドコモに加え、電通、エヌ・ティ・ティ・アドの3社で設立した、デジタル全般のコミュニケーションプランニング、プロデュース、ディレクションをグローバル展開する会社。独立系クリエイティブエージェンシーの先駆者的存在にあたるイメージソースは2018年に創立20周年を迎えるわけだが、代表取締役社長・クリエイティブディレクターの小池博史さんは、今回の業務提携は節目のタイミングを迎えるにあたり、極めて大きな決断だったと振り返る。

小池:制作会社として向かうべき方向は様々ですが、イメージソースがどこに向かうべきなのかを考えた時に、やはり根本的に作り手として集中できる環境作りが必要だったんです。僕らはクリエイティブを通じて、面白い体験を生み出す100年経っても存在する制作会社でいたい。その想いに至った時に、制作領域で集中して作るための方法を模索しました。

業務提携先としていくつかの候補が出たなか、イメージソースは身を預ける先をD2Cに決めた。

小池:僕らが実現したい制作に専念できる環境というところでいうと、提携先として制約を持ちたくないという気持ちに対して理解がある相手を望んでいました。たとえば、「他の代理店さんと仕事してはいけない」とか「他の自動車メーカーの仕事をやってはいけない」とか、業務提携の契約上にいろいろな縛りが出てくることもあります。D2Cの場合もNTTドコモと電通とエヌ・ティ・ティ・アドが出資している特殊な会社なので、ソフトバンクやKDDIの仕事をできるのかという懸念も少なからずあったのですが、ありがたいことにいわゆる競合条件のない契約を交わすことができたんです。D2Cとしては、デジタルに特化したコンテンツに強みを持ちたいという狙いもあったので、お互いの利害が一致したんですね。

業務提携のメリットは、資金面よりも「研究開発の情報共有」

カンヌライオンズをはじめとする世界各国の広告祭でも多数の受賞歴を誇るイメージソースは、常にデジタル領域を中心に最先端の技術を駆使したクリエイティブを発表してきた。実際のところ、D2Cとの業務提携によって、いくつかの変化が表れている。

小池:D2Cの親会社は国内最大手の通信キャリアにあたるNTTドコモですし、なおかつ先端技術に対しての研究施設も保有しています。なので、僕らが今後やっていきたい発信型のクリエイティブにおいて、NTTドコモから早い段階で最新情報を得て、それに対するアウトプットを僕らが開発することができるのではないかと考えました。実際にR&D(研究開発)の情報共有は始まっていて、開発段階の素材を僕らが料理するということは既に起きていますし、実業務ではNTTドコモの大型案件やスパンの長い案件などが入ってきています。

イメージソースがD2Cの過去の事例を発掘して、ブラッシュアップさせるという関わりも生まれてきているという。

小池:NTTは三浦半島の先に「YRP(横須賀リサーチパーク)」というR&Dの施設を所有しているんです。一つひとつの開発に長く取り組んでいて、僕らのような制作会社では抱えきれないような大規模なデータや仕組み、技術を持っている。しかしアウトプットの見せ方が非常に勿体ないと感じるプロジェクトが多いんです。そこで僕らが見た目を良くするなど、手の施しようがたくさんあるんですよね。

D2Cがもっとも関心を示しているのは、やはりイメージソースが培ってきたクリエイティビティや数々の実績が物語っている制作力である。業務提携後、小池さんはNTTグループの経営会議に毎週出席するようになり、過去の制作事例について各所から質問されている。

代表取締役社長・クリエイティブディレクター 小池博史さん

代表取締役社長・クリエイティブディレクター 小池博史さん

小池:たとえばティファニーの「Hand meets Hand」はどういう事例なのかとか、社長をはじめ各部署のマネージャーから結構聞かれますね。5月にD2Cの周年パーティーがあったとき、配属部署を発表するなかで顔認識システムを作ったんです。舞台に上がった新卒社員の顔を認識して、配属部署を機械が読み上げる演出を取り入れたら、それが結構盛り上がったんです。他にもD2C本社のエントランスに「Flip-Dots Wall」という壁が白黒に反転して文字やビジュアルが表示されるインタラクティブコンテンツを設置して、僕らのプレゼンテーション的な活動をしています。

Next Page
デジタル制作業界はさらに競争激化。これからまたトップを走り続ける

この企業で現在募集中の求人