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オンラインなのに温かみが感じられるハンドメイドマーケット。minneの次の一手とは?

GMOペパボ株式会社

アクセサリー、衣類、雑貨など手作りしたアイテムをオンラインで売買できるハンドメイドマーケット市場が賑わっている。そんな中、登録作家数20万人、登録アイテムは250万点を超える、圧倒的な支持を得ているサービスがある。GMOペパボが運営する「minne(ミンネ)」だ。minneは今年、WEBメディアの立ち上げと、取扱いジャンルの拡大という新たな挑戦をする。この2つの取組みにおいて、どんなビジョンを描いているのだろう。同サービスの産みの親であり、「minneのエバンジェリスト」としてサービスを広める阿部雅幸さんと、作家支援チームの小田有里佳さんに話を伺った。

取材・文:梶山ひろみ 撮影:中村ナリコ(2016/04/13)

「手作り市」や「蚤の市」の空気を、ネット上で再現したい。

minneのサービスがスタートしたのは2012年1月。GMOペパボ社内で、新規事業の公募が掛かり、阿部さんの企画・提案が採用されたのが始まりだった。阿部さんの趣味は、神社の境内や公園などで行われている「手作り市」へ出かけること。作り手と直に話せて、作品を手に取ることができるから好きだったのだという。しかし同時に「作家さんの作品がネット上で販売されていないことにもったいなさを感じていた」と振り返る。

阿部:僕自身がネット上で作品を見たかったし、素敵なものを生み出している作家さんたちの作品がインターネットのサービスを通して広がっていくような世界を作れたらいいなという気持ちからminneを企画しました。minneをリリースする1年くらい前から、ハンドメイドにまつわる他社のサービスが出てきてはいたんです。でも、それらは機能が多く複雑で、もっと使いやすくならないかなぁという印象でした。実際に手作り市で作家さんと話をしても「ブログはやっているけれど、販売するのは敷居が高い」とおっしゃる方が多かったので、もっと機能を絞り込んで、シンプルに設計しました。

阿部雅幸さん

阿部雅幸さん

もう一つminneが他サービスと大きく異なるのは、利用料のシステムだ。minneは基本料・登録料が無料で、作品が売れた時だけ販売価格の10%(税抜き)が手数料としてかかる。さらに作家と購入者、両者の手間を省くため、CtoCサービスでありながらも、通常のECサイトのように気軽に作品を購入出来るようにしたことが後の支持に繋がる大きな要因になったと分析する。

阿部:基本料や手数料を抑えたのは、作家さんの負担を減らすためです。そこでハードルが高くなると出品してもらうことすら難しくなるだろうと考えました。金額の交渉については、まず購入者さんが作家さんに連絡を取って、送料込みの金額を待って……というやり方が一般的だったんです。でも、欲しいと思ったときにすぐに購入できるようにしたくて、間にminneが仲介として入り、お金のやりとりを管理して、担保するように整備していきました。

オンラインサービスなのに、人のぬくもりを感じる理由。

サイトを開いた瞬間に感じる「minneらしさ」「minneの世界観」は、どのように作られているのだろう。

阿部:見ていてワクワクするようなサービスにしたい、とサービス作りにおいて意識しています。サイトを訪れたときに「お気に入りに出会えそう」と思っていただけるような画像の並べ方、サイズにこだわっています。毎日20〜30作品をその日のオススメとしてトップページやSNSでピックアップするのですが、作品のもつ魅力やクオリティの高さがある程度選別されたものにしたいという想いがあるので、新着順ではなく、必ず目視で選ぶようにしています。

ハンドメイドと聞くとつい、優しく、ぬくもりのある作品を想像しがちだが、minneに出品されている作品の中には、シンプルなデザインの革小物や、繊細な細工が施されたアクセサリーなども多くあり、そのバリエーションの豊富さが目を引く。 ピックアップする作品の共通点を、今年の2月に入社したばかりという小田さんに聞いた。

「minne」 トレンド作品ピックアップページ

「minne」 トレンド作品ピックアップページ

小田:「ピックアップはどうやって選んでいるんですか? 壮大な作品じゃないといけないんですか?」と質問をいただくことがあるのですがそんなこともないんです。ご自分で描かれた絵をポストカードにしているものを選ぶこともありますし、プロフィールに詳しく経歴が書いてあるとその熱意を感じて応援したくなることもあります。

阿部:手作りのよさは「他にはない」という点だと思うので、僕は作品として特徴があるものを選んでいます。あとは写真が綺麗なもの。見せ方も含めてきちんと考えられているかがポイントですね。

1日にアップされる作品は1万点を超える。膨大な作品の中からキラリと光る作品を見つけ出し、オンライン / オフライン問わず、ピンとくる作品に出会えば、積極的にコンタクトをとる。minneはオンラインサービスでありながら、あらゆるところにしっかりと「人」の手が加わっているのだ。また、世田谷区にあるIID世田谷ものづくり学校内では、「minneのアトリエ」というスペースを構え、作家支援チームのスタッフが常駐し、作家からの相談に対応しているのだという。

小田有里佳さん

小田有里佳さん

小田:登録の仕方から値段の付け方、写真の撮り方まで、悩みや相談があれば来ていただいてお話をします。作家さんだけではなく小さなお子さんが作品を見にきてくれたりもするんですよ。先日は新潟から相談に来てくださった方もいます。作家さんはお一人で作っている方が多いですし、不安や心配ごとは出てくるものだと思うんです。私たちも作家さんのお悩みを聞くことで、サービスの改善に活かすこともできるのでもっと注力していきたくて。今は、神戸にも関西初のアトリエをオープンすることが決まり、準備を進めているところです。

小田さんはもともとminneのユーザーだった。自身もものづくりが好きで、minneに夢中になっていたひとり。運営側に回り、意外だったのは「イメージとギャップがなかったこと」だそう。

小田:仕事なので「売上げを」という部分はもちろんありますが、スタッフの「作家さんを盛り上げたい」という気持ちを感じられる職場なので、入る前と後でギャップを感じなかったんです。表だけを見ていいなと思っていても、実際には「あれ?」みたいな場合もあるじゃないですか。minneの場合はそれがなくて、「スタッフブログの印象どおりだ!」みたいな(笑)。

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minneが新メディア立ち上げで目指す「体験の最大化」とは?