福岡はなぜ住みやすいのか? 食べて歩いてわかった理由~遊び編~
- 2018/08/20
- FEATURE
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どうしてそんなに福岡が愛されているの?本当に働きやすいの?疑問の答えを探るには福岡への移住者に聞いてまわるしかない!ということで、東京生まれ東京育ちのタレント兼エンジニアの池澤あやかさんが、素朴な疑問をぶつけてまわる一泊二日のツアーを敢行しました。
<お知らせ:福岡に試しに住んでみたい人へ!>
福岡市がエンジニアやクリエイターの移住・転職を応援するプロジェクト「福岡クリエイティブキャンプ(FCC)」では、無料3週間のリモートワークをお試しいただくプログラムを実施いたします。
詳細はこちら。
- 取材・文:寺尾えりか
- 撮影:ヤマモトハンナ
福岡といえば、水炊きやモツ鍋、ラーメンなど“夜ごはん”という印象が強いですが、東京に負けないほど“朝ごはん”……いや“モーニング”も実は充実しています。コーヒーの世界大会で実績を残している人も多く、実はカフェ文化もしっかり根づいている福岡。そんな福岡で話題のモーニングをいただきたいと思います。
まるで陶器!? 見惚れるほど美しいパンケーキ
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10:00 美しい“アレ”を求めて
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さて、2日目のスタートです。モーニングに訪れたのは、通りから1本入った静かな住宅街にある、「白金茶房」。一歩足を踏み入れると、洗練された和モダンな雰囲気が広がり、まるで時間がとまったかのような錯覚に陥ります。外とまるで時間の流れるスピードが違うのです。
そしてここに来たら必ず味わいたいのが、名物のパンケーキ。フルーツやクリームがたくさんのっているものではなく、古くから馴染みのあるクラシカルなパンケーキです。
ということで、クラシックブランチ(税抜1,200円)を注文。
池澤:う……っ美しい!
思わず声が漏れてしまうほどに、均一に焼き上げられたパンケーキ。その質感はまるで陶器のよう。
池澤:ナイフを入れるのも緊張する……。
池澤:(パクリ)わ……おいしい~!小麦の味わいがしっかり感じられて、好みです!
それもそのはず。石臼挽きした福岡県産の小麦を使うなど、材料からこだわり抜かれており、シンプルな原材料ながらも生地の混ぜ方や熟成など、職人技が光るパンケーキなのです。
セットのコーヒーは「豆香洞コーヒー」から仕入れる豆を一杯ずつハンドドリップで提供してくださいます。深煎り・中煎り・浅煎りからセレクトすることができるのもうれしい。
池澤:飽きのこないシンプルな味わいだから、これなら毎日食べられそう。
とのことで、帰り際に、お土産用のパンケーキ粉をお買い上げ。
福岡発の文房具を衝動買い!
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11:00 寄り道して文具店へ
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「白金茶房」を出て、歩くこと5分。福岡発の文房具・雑貨メーカーHIGHTIDE(ハイタイド)の直営店「HIGHTIDE STORE」へ。
1冊の手帳にはじまり今や、全国各地の有名雑貨店で販売されている「HIGHTIDE」。実は、福岡発ということをご存知でしたか?
池澤:すごい品数!文房具好きとしてはたまらない空間ですね……!
池澤:このペンケースかわいい!買う!
と、早々に手にとったのが、同ブランドの人気シリーズ「ニューレトロ」のペンケース。表にはどこか懐かしいハトのイラスト、裏には「わたしのペンケース」というメッセージ入り。思わず顔がほころんでしまうデザインです。
店内には、ユニークな文房具が多く並ぶほか、期間限定のセレクトアイテムの販売、アーティストの展示などが開催され、いつ訪れても新たな発見がある空間
池澤:こんなに買っちゃった!
と、お店を出て来た池澤さんの手には大きな紙袋が。
人を笑顔にする不思議な魅力溢れるHIGHTIDEの文房具。もれなく私たちの心も満たしてくれました。
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- 絶品の鯛茶漬けランチに舌鼓!
絶品の鯛茶漬けランチに舌鼓!
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12:00 平日の昼間から大行列!
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次に向かったのは、創業55年の会席料理の老舗「割烹よし田」。一見、敷居が高いように感じられますが、実は昼定食の「鯛茶漬け」は、新鮮な鯛がたっぷり入っているにも関わらず1,080円とリーズナブルな価格でいただけるのです。運ばれて来たのは、秘伝のたれに浸かった鯛と、お漬物、そして白ごはんです。
アレ?少ない……?と、思った方、心配はご無用。白ごはんはお櫃で運ばれてくるので、おかわり自由がうれしいポイント。
池澤:白ごはんがお櫃で運ばれてくるのが、風情があって素敵!
机に置かれた「鯛茶の召し上がり方」を見ながら、まずは、お刺身としてご飯と一緒に鯛をいただきます。深さのある器に入っている鯛は、見た目以上にたっぷり。しっかりとした食感からはいかに新鮮なのかが伺えます。
さらにおかわりして二膳目は、残りの鯛とゴマだれ、そしてお茶を注いでお茶漬けでいただきます。
池澤:新鮮な鯛をお茶漬けでいただくなんて贅沢~!どんな味わいなんだろう。
お茶を注ぐと、生だった鯛にほんのり火が通り、プリプリとした食感に。
池澤:鯛と鼻に抜けるわさび、海苔の香り……すべての相性が抜群で最高においしい!
天ぷらなどの一品料理も充実しているので、数人でシェアして食べるのもいいですね。「なんだか昼間から贅沢しちゃった」と、午後からもがんばれちゃう味わいでした。
さらに、天神の中心街にあり好立地。サラリーマンから観光客、幅広い世代に愛されているのもうなずけます。
小学校の跡地を改装した、Wi-Fi&電源完備のカフェ
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13:30 スタートアップ支援の聖地へ!
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そして最後に訪れたのが、ここ旧大名小学校跡を利用した、官民共働型スタートアップ支援施設「FUKUOKA growth next」です。校舎内には、コワーキングスペースやカフェ「ハニー珈琲」や、バー「awabar」などさまざまな施設が軒を連ねます。
施設の中のひとつ、「福岡市スタートアップカフェ」は、福岡で起業を志す人たちがサポートを受けることができるスペースです。壁面はすべて本棚になっており、起業に関するさまざまな著書がずらり。
Wi-Fiや電源などの使用も可能なので、PC作業にも最適。福岡市の中心地に位置するので、仕事の合間にふらっと立ち寄って活用するのにも便利です。
ハンドメイド好きが集まる場所
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14:00 工作機器や工具がずらっと並ぶアトリエへ
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FUKUOKA growth nextの中でもひと際異彩を放っているのが、「minne」とホームセンター「グッデイ」がコラボしたハンドメイドスペース「GOODAY FAB DAIMYO×minneのアトリエ 福岡」。さまざまな工作機器や工具などが並び、教壇にはハンドメイド作品がずらりと展示されています。
実はその中のいくつかの作品を手がけているのが、minneのアトリエスタッフの梶原貴子さん。約1年前に福岡に移住し、作家・アトリエスタッフとして奮闘する日々を送っています。さっそくお話を伺ってみました。
池澤:梶原さんはなぜ福岡に移住されたんですか?
梶原:自発的な移住ではなく、夫の転勤がきっかけだったんです。
池澤:正直、福岡に転勤と聞いてどうでしたか?
梶原:むしろ、転勤するなら福岡がいいと思っていました。
池澤:どうしてですか?
梶原:福岡に住んでいる人たちがみんな「1度住んだら離れられなくなるよ~!」っていうんですよ。そんな街、ほかにはないなって思っていたので。
池澤:どうやって友達をつくったんですか?
梶原:絵が好きなので、ギャラリーなどに足を運んで同じ趣味を持つ友達と出会いました。あとはやっぱり飲みの場ですかね。
池澤:生活のリズムは変わりましたか?
梶原:移住前は神戸に住んでいて、「minneのアトリエ 神戸」でスタッフとして勤務していたので、さほど大きな変化はないですね。作家活動も場所を選ばず続けられるので、わりとマイペースにやっていますね。
場所を選ばず活動ができる作家という強みがあるからこそ、ドシッと構えていられるのかもしれませんね。自分の好きなものがハッキリしていると、友達づくりに訪れる場所も変わって、とても興味深い……!
さて、2日間の福岡ツアーはいかがでしたでしょうか?
食べ物がおいしいのはもちろんのこと、都心からの自然の近さ、物価の安さ、空港へのアクセスのよさ……挙げればキリがないくらい、“暮らし”に密着した部分の総合力が高いということがわかりました。
そして、何といっても人と人との距離の近さ。移住者に対しても“よそ者”として扱われることなく、すぐに交友関係が広がるのも福岡の魅力のひとつ。起業する人が多いというのもうなずけます。そのようないい循環によって、唯一無二の文化が成り立っている福岡。
移住を検討している方は、ぜひ、住んでいるように旅してみてください。きっと福岡の魅力がわかるはずです。(私たちは一泊二日でわかったのですから……!)
<お知らせ:福岡に試しに住んでみたい人へ!>
福岡市がエンジニアやクリエイターの移住・転職を応援するプロジェクト「福岡クリエイティブキャンプ(FCC)」では、無料で3週間のリモートワークをお試しいただくプログラムを実施いたします。参加者にはリモートワークをしながら福岡で3週間生活していただき、その間の「住まい」と「仕事場(オフィス)」をFCCが無料で提供いたします。
▼募集要項・応募のお申し込みはこちら
http://fcc.city.fukuoka.lg.jp/event2018/remoteworklife/
※開催時期:11月18日(日)~12月8日(土)
※応募締め切り:2018年8月31日(金)