Special 特集・PR

CAMPFIRE広報の必勝法。キーワードは「スピード・無茶振り・リスペクト」?

株式会社CAMPFIRE

日本最大のクラウドファンディングプラットフォームを運営するCAMPFIRE。1年前は3人しかいなかったメンバーも、現在は68人まで増員。今年6月には総額6億円の大型資金調達を完了し、資金調達累計額が10億円に達するなど、急成長中だ。今回は、そんなCAMPFIREを支える広報・PR部のたけべともこさん、洪由理さん、山中直子さんを迎え、社内の実態やPRの秘訣について伺った。華やかで、煌びやかなイメージが一人歩きする「広報像」とは一線を画し、オリジナルのスタイルを貫いてきた彼女たち。これまでの常識を覆す、新たな広報のあり方に迫る。

無茶振りエピソード満載!? それでも社員が支えたくなる代表・家入氏の魅力とは

強烈なキャラクターを持つ代表・家入一真さんの秘書業務も、PR部の重要な仕事のひとつだという。彼と一番近いところで働く3人に、過去の無茶振りエピソードや、人を惹きつける不思議な魅力について聞いた。

ー代表・家入さんといえば、強烈なキャラクターで有名ですが……。

洪:朝8時に出すリリースを、当日の深夜3時に「修正したい」と言い出した時は、「ふざけてるんですか!?」って、私も突っ込みました(笑)。

一同:あったねー(爆笑)!

たけべ:家入は夜中が活発だということをわかっていたから、そう言い出すことを予測して、その日は事前に仮眠をとって備えてましたよ(笑)。他にも、福岡にいるのに突然「今日東京に帰る」と言い出したり。急いで飛行機のチケットを手配しようとしたら「やっぱ福岡にもう1泊する」と。本当にコロコロ気が変わる……。毎回死にそうになりながら宿を探すことになるんですよね。

山中:それが1回とかじゃなくて、よくあることなんですよね。もう慣れちゃいました(笑)。

たけべ:社内懇親会を家入が開催したこともありましたね。こっそり出前を注文して「みんなで食べよう」って言うんです。節分には、高級恵方巻きを全社員に差し入れしてくれて。「社長、カッコいい!」という空気になったんですが、根は引きこもりでシャイだから、届く頃にはもう帰っているという……。しかも、家入は肝心の支払いを忘れていて! 急いで銀行へ走り、自腹で立て替える羽目になりましたね。

広報・PR部 たけべともこさん

広報・PR部 たけべともこさん

―(笑)。それでも多くの人が支えたくなる魅力は、どこにあると思いますか?

たけべ:まったく悪気はなくて「うっかり」がすごいだけ。気まぐれだけど、可愛らしいんですよね。だから、みんなを惹きつける。手のかかる猫みたいな人です。

洪:あとは、どんなチャレンジも否定しないところですね。私たちからの提案についても、必ず「とりあえずやってみよう!」と言ってくれます。

山中:前例がなくても、本気であれば「いいね、やろう!」と言ってくれます。逆に、家入からはよく無茶苦茶な提案がおりてくることも。たとえ今はまだ実現できなさそうなことでも、本人の中にはちゃんと実現するイメージがあるというか。それをどう具現化していくかが、私たちの腕の見せ所だと思っています。

洪:期待してくれている証拠なのかも。単なる思いつきかもしれないし、先が見えているかもわからない。でもトップダウン的に「こうしろ!」などは絶対に言わず、あくまで私たちを尊重し、答えを求めてくれるんですよね。

これからCAMPFIREが目指すのは「資金調達の民主化」

現在のCAMPFIREはミュージシャン関連のプロジェクトがあるかと思えば、市町村の地域活性化に携わるようなプロジェクトまで、かなり幅広いクラウドファンディングが行われている。各ジャンルの専門知識も日々身につけながらの広報活動が求められる中、個人がより気軽に少額からの支援ができるよう、決済インフラの環境整備も欠かさない。今年3月には「資金調達の民主化」を目指し、仮想通貨取引所「FIREX」(ファイヤーエックス)を開設するなど、新たなチャレンジにも貪欲だ。多岐にわたる仕事を完遂させていく秘訣もどこかに隠れているのだろう。

―今後、CAMPFIREとみなさんが目指す理想を教えてください。

洪:「お金を理由に何かを諦めること」がない世の中にするのがミッション。すべての方に向けて、CAMPFIREに限らずクラウドファンディング自体を広く伝えていきたいです。

たけべ:家入がよく「自分は概念になりたい」と話すんです。「家入さんならこうやるだろう」ということを社員がそれぞれ考えて、会社が自然と理想の方向に動くといいなって。

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―概念としての家入さん、ですか。

洪:今も、イベント登壇や出張でほとんど社内にはいないんです。一旦自分たちで「家入ならどう判断するか」という仮説を立ててみて、エレベーターでの移動時間だけで本人に「YESかNOか」を聞くスタイルですね。ほったらかしなんですけど、信じて任せてくれるので、私たちはその気持ちに応えるために最速で結果を出す。

—それはすごいスピード感ですね。

山中:急成長する組織で働いていると、スムーズにいかないことの方が当たり前。何かトラブルがあった時にも、全社員が自ら光を見つけることができるようにしたいですね。現に、トラブルが起きたらその場で解決する、というスピード感が当たり前になっていますし。

たけべ:その解決策を決めるために、たとえば来週の会議まで待っていたら手遅れ、なんてことも多いですからね。

洪:単純に関わっている仕事が多いので、その場で決めないと忘れちゃうという理由もありますが(笑)。でも「対応を良くしよう」と考えている間に対応自体が遅れてしまうのは避けるべきだと思ってます。

たけべ:家入は「CAMPFIREは夢を叶えるサービスじゃない。目標金額を達成して、そこからどう頑張るか。その先をつくるサービスだよ」とよく言っています。彼の意志を自分たちの意志として受け継ぎ、事業を拡大していきたいですね。