Column 連載

編集ハート・ロッカーズ

第2回:「やることをちゃんとやってるヤツに結果はついてくる。」TechCrunch記者・増田覚

恩納力(Aolニュース / ザ・ハードワーカーズ編集長)

プロフィール

恩納力
恩納力

3度の飯より仕事が好き! な、仕事は断らないプロ社畜です。ブラック企業や様々なダーティーワークを経て、2013年からAOLオンライン・ジャパンに入社。 好きな言葉は「最低でもランナーを進めろ」 座右の銘は「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」

初回のゲストは、「ネットメディアのいてまえ打線」ことAOLオンライン・ジャパンの同僚で、テック系メディア最強「TechCrunch」の編集者、増田覚さんです。メディア露出をあまりしたがらない超レアゲストですよ!

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増田:AOLオンライン・ジャパンの2番・ショート増田です。

恩納:我々はAOLの「アライバ」コンビ(※中日の荒木・井端の二遊間の意)って言われてますからね。

増田:6−4−3のダブルプレー!

恩納:バックトスでね。

増田:ネット業界に「三井ゴールデングラブ賞」があったらずっと獲ってますよ。

恩納:オレが塁に出た時、打者・ダーマスさんだとやっぱり走りやすいですよ。

増田:エンドランも流し打ちも。篠塚(巨人)とでも言っておきますかね。

恩納:強いチームは2番打者が良いって言いますから。

増田:気持ちいいなあ……。こんな野球の話していいんですか(笑)?

恩納:どうせ男しか読んでないし(笑)。このコラムはサプライズ枠ですから。

毎日電話アポを最低100回、会ってくれるの1人いればいい方

恩納:増田さんは新卒からずっと記者ですか?

増田:いえいえ、むしろ就活しないでフワッとしてて(笑)。求人サイト見て適当に応募した広告代理店に入ったんですよ。営業企画ですね。

恩納:どんな汚れ仕事を?

増田:某週刊誌の中の何ページか買い切ってたりして。その枠で「社長インタビュー」をやるんです。毎日電話アポを最低100回はかけて、会ってくれるの1人いればいい方で、実際10人会えたとしても1人しか成約しないっていう……。

恩納:イヤな予感しかしないですね(笑)。

増田:ある日、「名古屋出張に行くぞ!」と。出張って普通アポがあって行くじゃないですか。その会社では、現地についてから電話かけまくってアポを取るっていう……(笑)。

恩納:漆黒に近いブラックですね。俺達はカラス 負けっぱなしじゃ終わんねぇ、ですね。

増田:取材先の社長さんと軍歌が普通に流れてるスナックとか行ってましたよ(笑)。

恩納:社長の好きなゴキゲンナンバーに合わせて(笑)。

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増田:よっ! シャチョさん! と。「真っ赤な太陽」とか入れちゃって

恩納:ノせるなあ……。「真夏の海は恋の季節なの」ってね。増田さんのコミュ力の高さは、そこで培われたのもあるんですね。

増田:それもありますね。記者とか編集も、記事書いてるだけ、編集だけやってりゃ良い訳でもないですから。何でもやれる、使い勝手も良くないと!

恩納:素晴らしいですね……。特に新人とかぺーぺーに人権なんてないですからね。

増田:で、その後インプレスって会社に9年いました。インプレスって会社はアスキーにいた方々が作られたので、紙文脈や見せ方も知ってる。その上でウェブも分かるっていう……。本当にいい経験をしましたね。色々と一から教えてもらった感じですね。

恩納:すいません。なんで急に良い話したんですか。カットですよ。

増田:置きにいっちゃってすいません(笑)。カウント取りに行っちゃいました!

恩納:ちょっと! ガルべス(巨人)ばりに内角バンバン攻めてくださいよ! 当てちゃっていいんですから!! みんな事故を欲しがってますから

増田:ホントに良い会社だったんですよ(笑)!

恩納:「インプレス? もう覚えてねえな?」ぐらい吠えてくださいよ! 辞めた会社ディスらなきゃ、面白くないでしょうよ!

増田:西村さん(※TechCrunch現編集長)、アスキー出身ですよ……。

恩納:本当に申し訳ございませんでした。

バット振って死ね。素振りの数だけ結果が出る

増田:ちなみにインプレスって完全にドミニカ、カープアカデミーみたいな所です。完璧に基本を叩き込んでくれるんですよ。とりあえず「バット振って死ね。素振りの数だけ結果が出る」と。

恩納:バットが手から離れないってやつですね。江藤・前田智の赤ヘル打線もビックリ。

増田:しかも後輩がいませんでした。9年間お茶出ししてましたから(笑)。ずっと「永遠の若手」だったんです。

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恩納:そこは本当に重要ですよね。

増田:編集者とかは「はじめにどういう編集部にはいるか?」ってのは凄い大事ですね。修業は大事ですよ。とにかく現場! そして、何度も言うけどいかに使い勝手が良いかが大事(笑)。

恩納:その通りですよ! 最近は金とか条件ありきの奴が多いんですよ。「有給とれますか?」……そんなもんねえよ! 「残業ってあるんですか?」……あたりめーだろ! つうか仕事は終わんねえんだよ! 最初から夢見てんじゃねえ!!

増田:そこまでは言いませんけどね(笑)。

恩納:え!? 寝てないですよね?

増田:普通に寝てますよ。

恩納:ちょっと! 寝てないじゃないですか! 鳴海さん(LINE編集部)、伊藤大地さん(ハフィントンポスト編集部)としょっちゅう飲んでるし!

増田:週2、3ぐらいで(笑)。

飲みながらずっと仕事の話をしてます。切磋琢磨しあえる仲間って大事

恩納:いくら飲んでも、普通にちゃんと会社来ますもんね。ホント偉いですよ

増田:サラリーマンとして当たり前ですよ。時々、酒臭いって言われますけど(笑)。

恩納:リアル「あぶさん」じゃないですか!

増田:サイゼリヤでワイン飲んで、その後に24時間開いている松屋に行く、ってコースですね。

恩納:それこそ鳴海さんとか大地さんとか同業者とどんな話してるんですか? どうせグラビアとかの話ですよね?

増田:意外に仕事の話をすげーしてますね。お互いの仕事のダメ出しとかメッチャしますから。鳴海さんも伊藤大地さんも超一流の編集者だから有難いです。

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恩納:素晴らしいなあ! 社会人なら酒場で愚痴ってないで切磋琢磨ですよね。ハードワーカーズステッカーあげたいですね! 最後にCINRA JOBを見てるユーザーにメッセージありますか。

増田:「編集者は川相、犠牲バントの連続」って出てましたけど、当時人気絶頂の宮沢りえは「理想の男性は川相」って答えてるんですよ。つまり、やることを淡々とやってる人を、見てる人は見てるってことですね。……そう思いたい(笑)!

【まとめ】

記者とかライター、編集者って横柄で嫌なヤツとか結構多いんですよ。てめえがスゴいんじゃなくて媒体の名前がすげえんだよ! って言いたくなるヤツとか。媒体が有名でデカくなると余計手つけられない。まあ、そうなるのもしょうがないんですけどね。

TechCrunchなんて言ったらテック系メディアでもうトップですからね。ちょっとは天狗になってもいいはずなんですけど、この人は全然違う。とにかくすべてに優しいんですよ。でも、これってなかなかできる事じゃないんですよね。

本当に強いヤツってのは優しいし、頭を下げれる人なんですよね。今回分かった気がします。

ちなみに増田さんは深津絵里がタイプだから覚えておいてくださいね。

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