Special 特集・PR

「共創」で生み出す、映像クリエイティブの明るい未来

株式会社Viibar

インターネットを通じて仕事の受発注を行う「クラウドソーシング」。新たな働き方としてアメリカを中心に盛り上がりをみせ、最近になって日本でも多くのサービスがスタートしている。そのなかでも動画・映像制作のクラウドソーシングに特化したサービスが「Viibar(ビーバー)」だ。Viibarは2013年に楽天での勤務を経た上坂優太氏が起業。映像業界の多重下請け構造やクリエイターの制作環境などに疑問を持ち、クライアントとクリエイターをシンプルにつなぐサービスとして構想した。ウェブ上での映像利用の裾野が広がりつつあるなか、働き方やクリエイティブの形にどのような変革をもたらそうとしているのか。代表の上坂氏とクリエイターエンゲージメントユニットの高橋氏にお話を伺った。

NHKからの転身。優秀な人材がViibarに集まるのはなぜか?

「クリエイティビティを発揮できる場を作る」ことがViibarの目標だが、そのために行うのは「サービスづくり」だけではない。企業として優秀なスタッフを集めることも、大切な要素の1つだと上坂氏は話す。特に印象的だったのが、採用の軸として大切にしているのは「誠実性」とのこと。嘘をつかないかとか、悪い事をしてお金を稼ごうとしないかとか、そんなことが実は重要だったりするという。

NHKでディレクターを6年(アルバイト期間を入れると約10年)務めた高橋氏はじめ、Google、アクセンチュア、DeNAなどそうそうたる企業から、2013年4月に設立したばかりのスタートアップに優秀な人材が集まっている。職種もプログラマーやコンサルタント、公認会計士など多様な面々だ。

「ダイバーシティ(多様性)を活かしていきたい」というViibarの下に、なぜここまでの人が集まってくるのだろうか。高橋さん自身のエピソードも伺った。

viibar5

高橋:私はもともとNHKのディレクターとして報道畑が長く、週に3回くらいは地方までロケに出ていました。夜電話が掛かってきて、「明日、沖縄に行って」と言われたこともザラにありましたし(笑)。そんななか、ベンチャ―企業の取材に取り組む機会があり、お話を聞いているうちに、自分もビジネスを起こして、日本を変える側に回ってみたいと思ったんです。それで迷った末にNHKを辞めて、まずはMBAを取得するために海外の大学院に留学することに決めました。

その後、留学の準備として語学を学ぶためにカナダへ渡航。しかし、そこで運命的な出会いをする。インターネットで日本のスタートアップについて調べているときに、Viibarの存在を知る。事業に可能性を感じた高橋氏は、すぐに上坂氏とコンタクトを取り、Skypeで話をすることに。手応えを感じた高橋氏は2か月後の帰国日程を伝えるが、「すぐに戻ってきてほしい」といわれ、急遽帰国の航空券を購入したという。

高橋:もともと映像業界の構造的なものに問題意識はありました。アウトプットが同じでも、キー局の社員であるかどうかなどで待遇に大きな差がついてしまうのは、やはり理不尽に感じましたし。自分がベンチャ―企業を取材して、「日本経済を改革しなければいけない」みたいな報道をしているのに、実は己は安全なところにいる。そこになにか矛盾を感じていたんですね。そんなときに、Viibarに出会って、上坂が掲げるヴィジョンに共感したんです。

生まれたばかりともいえるプラットフォームを、自らが当事者となり、つくり出すこと。それは、10を100にすることではなく、まさに0を1に変えていくことでもある。

ヴィジョンだけではない、ビューの大切さ

多種多様な仲間が集まり、力強く歩みを進めているようにも見えるViibar。上坂氏は今後のViibarについて、どのような目標設定をしているのだろうか。

viibar6

上坂:2017年までに上場したいと思っています。場をつくるということは、僕らが儲かるようになるだけでは駄目で、クリエイターの新しい働き方やシーンを作っていかなければいけない。短期的に稼げるビジネスをしていても駄目だし、社会的責任ももっと意識する必要もある。そのためには、さらに大きな資本のレバレッジをきかせていかなければならないと考えています。また、人を巻き込んでいかなければシーンをつくることができないので、僕のオーナーカンパニーといった形ではなく、株式を公開し、公開企業としてやっていきたいと思っています。

一方、高橋氏はどのような目標を立てているのだろうか。

高橋:日本の動画におけるクリエイティブはアメリカと並んで世界で有数だと思います。でも、スタジオジブリなどの例外を除いて、まだまだ日本国内でしか消費されていない作品が多い。もっともっと世界に進出していいと思うんです。実際映像を作るのって、すごく細かい作業が多いんですよ。日本人はそういったものに向いていますし、長い歴史をかけて培ってきた感性もある。クリエイティブの質って、幼い頃から見てきたものや環境、文化にも影響されるので、コモディティ化されにくいんですよ。映画やアニメだけではなく、広告もB2Bのコンテンツも海外から日本のクリエイターにオファーがくるようになるといいですね。その窓口にViibarがなれれば最高だと思っています。

そして、目標達成のために自分たちが今するべきことも、すでに明確に見据えていた。

上坂:プラットフォームというと中立的な存在のようなイメージがありますが、私はプラットフォームこそ「ビュー(View)」=「そのプラットフォームが創りだす世界観」を示さなければいけないと考えていて。たとえば楽天市場は、織田信長の経済政策・楽市楽座から名付けられたと言われています。地方の店舗でも自由に銀座の一等地のような場所(サイバー空間)に店を構えることができ、全国の人にモノを売れるという「ビュー」がありました。こうした「ビュー」の下に出店店舗やお客様が集まって、プラットフォーム自体が盛り上がっていった。
Viibarでも明確な「ビュー」を示せてこそ、プラットフォームを活性化していけるのだと思います。そもそも「ビュー」は新しい仕組みを創ろうとするゲームチェンジャーしか持てないものなんですよ。今後Viibarが示す「ビュー」の吸引力が、いかに多くの人を巻き込んでいけるか。真摯に追求していきたいですね。

まとめ

クラウドソーシングというと、システム化された環境の中で、効率的に働くイメージが選考されがちだが、Viibarは数値化できない創造性についても決して切り捨てたりはしない。あくまで、クリエイティブが発揮できる場を作るための、システム化、効率化なのである。合理的かつ、エモーショナルな感性を持つチームViibarの挑戦は、今後も続いていく。