Special 特集・PR

グローバル企業と二人三脚で歩む、ルートコミュニケーションズの強さの秘訣

株式会社ルートコミュニケーションズ

創業からおよそ20年、海外の著名ブランドが日本でWEBマーケティングを展開する際にサポートを行ってきたルートコミュニケーションズ。世界的な企業のWEBサイトを日本のフォーマットでデザインする上でのテクニックや、クライアントのニーズに応えるための秘訣について、代表の寺嶋徹さんとデザイナーの赤塚悠さんに伺った。

取材・文:冨手公嘉 撮影:永峰拓也(2017/07/19)

これまでの20年を支えた、組織力と個人力

設立から21年目を迎えるルートコミュニケーションズは、長年にわたり世界的に知られるブランドの日本国内マーケティングをデザインの面から支えてきた。彼ららしい組織の在り方とはどのようなものなのだろうか。

寺嶋:弊社はスペシャリストではなく、ジェネラリストが集まっている会社だと思います。これまでに「大きな広告賞を獲るような華やかに見える仕事」をしてきた一方で、「一見地味にも見えるけれど効果の高い仕事」も数多く抱えてきましたからね。どちらかの仕事だけをやりたいという人より、どちらのタイプの仕事も積極的に取り組める人しか社内にはいないかもしれません。私たちのクライアントは外資系の著名ブランドが多いですが、その分、自分たちがものすごいアイデアを出さなくても、すごいことをしているような気分に陥りやすい。そこで油断しないよう、ブランドのネームバリューに負けないくらい良い企画、良いデザイン、良いコピーを考えることを日々念頭においています。

代表取締役 寺嶋徹さん

代表取締役 寺嶋徹さん

赤塚:何かひとつを極めるスキルも大事ですが、クライアントの要望に応えるためには柔軟な考え方も大事だと思っています。たとえば、スポーツブランドの仕事をしているなら、プライベートでもランニングやトレーニングをするなど積極的にクライアントの商品や情報に対して日常からアンテナを高く張ってみたり。そういった細かなところを意識することで初めて、クライアントからパートナーと思ってもらえる組織になれる気がします。

驚いたことに、ルートコミュニケーションズには特別な教育や研修制度などは一切ない。しかしスタッフの自発的な学ぶ意欲や姿勢を大切にしているため、個人の要望に沿ったサポートを行っているのだという。

赤塚:デザインの勉強がしたくて、セミナーに行かせてもらったことがありました。金銭面では全額サポートしてくれたり、退社時間を早めてもらったりと、バックアップが手厚いんです。だから何不自由なく、仕事と学習を両立することができましたね。入社当初は「デザインの本を買って欲しい」というのも1週間考えて言うか迷うみたいな感じだったんですけど(笑)、今思えば迷っていたのももったいなかったなと。スキルアップしたいという気持ちさえあれば、応援してくれる環境だと思っています。

寺嶋:本当にすごい先輩の元で働いて、それをちゃんと自分のものにしていくというのも素晴らしいことだと思います。でも弊社には残念ながら有名なデザイナーやクリエイティブに特化しているような部署がない。だからこそ、少しでも外に出て色んな人と接して、色んな分野の人と知り合って欲しいんです。そこでの学びは絶対仕事に活かされると思いますし。どんなに優秀な方が入社しても、やっぱり自発的に学ぶ意欲は大事ですよね。

地味に思える領域にこそ、信頼を勝ち得るチャンスがある

クライアント一社一社との付き合いが長く、恒常的に動いている仕事が多いからこそ、制作会社でありながらインハウスデザイナーのような動きが求められる。厳密に決められた様々な規定の中で、どのように「デザインという仕事」の醍醐味を見出しているのだろうか。

寺嶋:メディアで取り上げられたり、大きな賞を獲ったりするプロジェクトだけが、私たちの仕事の本質ではないと思っていて。なぜなら、クライアントの期待に応えるための、もっとも効果的なアウトプットが他にもあるはずですから。最たる例が、顧客へ配信するメルマガのデザイン。クライアントが求めているのは、いかに開封率をあげ、そのままオンラインサイトで購買してもらえるかどうかです。ドライに聞こえるかもしれませんが、売り上げという数値化できる目標にどこまでコミットできるかが肝心。すべてはそのためのデザインやコピーライティング、エンジニアリングなんです。

赤塚:自分が手がけたデザインが世に出てからのリアクションやダイナミズムを感じられるのは、意外とメルマガだったりしますね。メールを開いてから下までスクロールしたくなるか、開封したくなる件名になっているかが大切だと思っています。

デザイナー 赤塚悠さん

デザイナー 赤塚悠さん

派手な仕事ばかりではなく、ユーザーとの接点をつくるきっかけになり得るのだと寺嶋さんは話す。

寺嶋:たとえば担当したスタッフが会社を出てから家に帰る途中、同じ電車の中に自分がつくったメルマガを見ている人が必ず一定数いるはず。メルマガは一例に過ぎませんが、私たちが日々手がけている仕事には、それくらいの影響力があるんです。そう考えると、デザイナーとしてもやりがいを感じられる場面が多いはず。とてもシンプルな話ですが、仕事に喜びを感じるひとつってやっぱり社会貢献というか、世の中にちゃんとインパクトを与えられているかという側面もあると思うんです。

赤塚:デザイナーは2種類に分けられると思っていて。ひとつはきれいで洗練されているものをつくりたいというタイプの人。そして、もうひとつはUI / UXをより重視する人。私自身はたぶん、後者だと思いますね。COACHやDIESEL、NIKEなどのグローバルブランドだと、支給されるデザイン素材とルールも全世界で厳密に決まっていたりします。素材が届いたときにクライアントから注意されない範疇でボタンを大きくしたり、バランスを取りながら少しでもエンドユーザーの行動を促せるように工夫する。私はその中にデザインの面白みを感じています。些細なことかもしれませんが、数ミリ単位の変化が数字に影響するんですよ。

Next Page
スピードと質を保つための、国境を超えたチームワーク