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「未経験から1年で一人前に」。優秀な編集者はなぜロースターで育つ?

株式会社ロースター

雑誌や写真集、WEBメディアなど、さまざまな媒体のコンテンツ編集を手がける株式会社ロースター。「編集者は3年で一人前といわれるが、うちの社員は入社1年で一人前になれる」と語る代表取締役の大崎安芸路さんの言葉どおり、2008年の創業以来、業界に数多くの優秀な人材を輩出している。今回は、同社で編集者としてのキャリアをスタートし、現在はサイバーエージェントにて女性向けWEBメディア「by.S」の編集長を務める阿部美友さんと、大崎さんの対談を企画。ロースター流「編集者としての哲学」について話を伺った。

紙からWEBへ。これからの編集者はメディアに合わせたものづくりができるかどうか

雑誌『BLENDA』を最終号まで担当した阿部さんは、2015年にロースターを卒業。編集者として新たな道を歩み始めた。現在は女性向けWEBメディア「by.S」編集長として活躍する彼女に、WEB編集ならではの工夫、発見について聞いた。

ーWEBメディアに転職されたいま、雑誌編集時代とのギャップを感じることはありますか?

阿部: WEBメディアでも、記事の質が求められる時代がやってきました。かといって、雑誌と同じことをやってもダメ。スピード感のある情報や、より実用的な情報が求められています。

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ー記事の内容だけでなく、公開のタイミングなど、考えなければならないポイントもたくさんありますよね。

阿部:そうですね。たとえばレイングッズの記事なら、晴れた日に公開しても読んでもらえないこともある。そのときの読者の感情とマッチするかどうかでPV数は大幅に変わりますね。新しい情報が日々更新されるので、見てもらえないままに一度埋もれてしまったら、もう終わりなんです。記事の長さも、「エレベーターに乗っているあいだに読める長さか」とか「5秒くらいしかなくても伝えられる情報は何か」とか、雑誌時代にはなかった視点から考えています。

大崎:たとえば写真ひとつをとっても、雑誌とスマホでは、選ぶべきものが違う。A4サイズの雑誌では、空気感を伝えられる写真でも、スマホでは単調に見えたりする。少しシャープネスや陰影が強いほうが、スマホでは映える場合が多いんです。これからの編集者は、メディアに合わせた適切な制作ができるかどうかが鍵。移り変わりを楽しめる人じゃないと、やっていけないと思います。

ロースターが編集を手がけた雑誌『Soup』(画像提供:ロースター)

ロースターが編集を手がけた雑誌『Soup』(画像提供:ロースター)

ーロースター時代に培ったスキルで、現在も活きているものは何ですか?

阿部:編集者としての基礎知識と、新しいできごとに動じないマインド、そしてキャッチアップ力ですね。世の中で起きていることに対して興味を持ち続け、最新の情報をいかに早く見つけてこられるか。それから、たくさんの関係者のあいだに立って調整していく力もあると思います。雑誌って、1ページをつくるのに7、8人もの人が関わっていたりするんです。WEBメディアでも、開発、広告営業、編集、デザインと、いろんな部署と連携していますが、ロースター時代を乗り越えたからやれていると思っています。

大崎:いまの編集者には、おもしろいコンテンツのつくり方や、バズる記事の書き方だけではなく、プロジェクトマネジメント力や営業力も求められる。ロースターでも、社員全員にプロジェクトごとの原価表をつけてもらうようにしています。編集者とはいえ、制作コストや利益率など、編集をすることだけではなく、ビジネス視点に立って考えることが大切。「記事をつくったら終わりじゃない。原価がどれだけかかり、どのくらい利益をあげたのか、意識して制作しなさい」と。阿部はそれができているからこそ、いまの立場でもやっていけているんだと思います。

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社員それぞれの持つ情報が集まり、メディア化するチームが理想

初めての経験に対しても前向きに、そして粘り強く取り組んできた阿部さん。退職後も、育ての親である大崎さんとの関係は良好。会社の上司と部下という関係から、志をもった同じ編集者として、フラットな関係を築けている。そこには大崎さんが考える「理想の会社像」があるのだとか。

ー阿部さんがロースターにいたのは、実質2年だったんですよね。

阿部:はい。雑誌編集を続けていくにしても、これからはWEBでもやっていける力が必要だと感じ、いまの環境を選びました。私はもともとアナログ人間だったので、歳を重ねてからだと、追いつくのにも時間がかかるだろうと思って。まだ20代の若いうちに飛び込みたかったんです。

ー退職の意向を聞いたとき、大崎さんは?

大崎:もちろん残念だし、寂しいと思いましたが、彼女には次にやりたいことが明確にあったので、止めても仕方ないと思いましたね。ぼく自身、会社員時代は同じ会社に3年以上いたことはなかった。仕事ができるようになれば、当然他社からも求められる人材になる。だから転職は、会社にそれまで貢献してくれていたという何よりの証拠だと思っています。巣立ったあと、今度はパートナーとして一緒に仕事ができるかもと思うと、それも楽しみですしね。

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ーロースターの輪が、業界全体に広がっていくイメージですね。

大崎:上司から得られることもあれば、外部の編集者やカメラマンから得られる学びもあるでしょう。ぼくもこうやって阿部と話すと、勉強になることは多いです。そんなふうに、会社はさまざまなかたちで社員に学びの機会を与え、社員は学んだことを仕事に活かして会社に貢献する。会社と社員の関係は、対等であることが美しいなと思っています。

ーお二人のこれからの野望は?

阿部:私の野望は、『パリ・コレクション』を最前列に座ってみることです。これは自分を奮い立たせるための最上級の夢として、ずっと大切にしているものなんです。もっと現実的なところでは、WEBやスマホの世界で、従来の雑誌が持っていたような「世界観」のあるものをどれだけつくり出せるか、突き詰めていきたいですね。紙媒体の制作は文章ありきでしたが、動画やSNSなどの新しい媒体にも適応しながら、自ら動ける編集者になりたいです。

大崎:ロースターは、雑誌づくりで培った企画力が売りの制作会社です。これからもメディアのかたちにとらわれることなく、最適な方法でコンテンツを考えられるチームでありたいと思います。そのために、柔軟で多様性のある編集者を育てたいですね。あとは会社自体の風通しをよくして、社内外を問わず、さまざまな人や情報が集まる場にしたいですね。オフィスがサロン化することで、情報を集め、企画し、発信する、メディアのような空間へとなっていくことが理想です。

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