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誰かの「好き」が仕事をつくる。RIDEが考えるこれからのクリエイティブ

RIDE MEDIA&DESIGN株式会社

女性クリエイターのためのウェブメディア『箱庭』、共創コミュニティー「SUSONO」、コーヒースタンド「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」など、カルチャーやファッション、ライフスタイルに精通し、幅広い事業を手がけるクリエイティブカンパニーRIDE MEDIA&DESIGN(以下、RIDE)。2006年の創業当初からメンバー一人ひとりの個性を活かし、ユニークな事業をつくり上げてきた。今回は「個」を輝かせるために情熱を注ぐ背景や、ミッションに「サステナブル」や「ウエルネス」を掲げている理由を伺った。また、同社が考える、これからの時代に求められるクリエイター像とは?

どこにでも首を突っ込む「お節介」が大事。これからのクリエイターが大切にすべき3つの軸とは

「個」を尊重するという理念を守りながら、時代とともに成長してきたRIDE。これからのクリエイターに必要なスキルとして「三位一体」能力というものを挙げ、これを育てるためのサポートや組織改革を積極的に行っている。個人にも会社にも、そしてクライアントにもメリットの大きいという「三位一体」のスキルとは何だろうか。

越後:「クリエイティブ」「テクノロジー」「ビジネス」。この3つのスキルを総合的に持ち合わせていることを「三位一体」と呼んでいます。これらは、これからのクリエイターにとってますます重要になってくると思っています。

デザインのレベルはどんどん上がっており、UXやUIの優れたデザインは当たり前ですし、エンジニア領域もますます高度なものが求められています。メディアも良質なコンテンツをつくるのは当たり前になり、いまはそれをどうやって多くのユーザーに届けるかという設計、実行までが仕事となっている。

となると、クリエイターは、クリエイティブからテクノロジーまでを横断的に見られるようになる必要があります。自分の職能だけで突き進むのではなく、「三位一体」の総合的なスキルを持ったクリエイターが集まる会社になれれば、独自の存在感を発揮できます。

鈴木:ぼくはエンジニアですが、UXデザイン、UIデザイン、コンテンツ、マーケティング、いろんなフェーズに首を突っ込みます。ほかの視点から考えることで、コーディングをしていただけではわからなかった課題の本質が見えてきます。それぞれの役割でのアウトプットが異なるだけで、「ユーザーやクライアントの課題を解決する」という大本の部分は同じなんですよね。

兼子:幸いなことにRIDEには、編集者にエンジニア、デザイナー、プランナー、ディレクター、すべてのリソースが揃っています。以前は、それぞれのプロジェクトごとにアサインされたメンバーが密に連携しながらも、組織的には縦割りだったんです。でもいまは、案件に応じて適した人をアサインできる組織なので、本業以外を学べる機会も多く、より総合的なスキルが身につきやすい環境になっています。

鈴木:昔からエンジニアが編集者のミーティングや撮影などに参加するような垣根の低さはありましたが、それが年々、加速している感じですね。

—それぞれのプロフェッショナルが、「クリエイティブ」「テクノロジー」「ビジネス」という三位一体のスキルを持っていることは、会社としてどのようなメリットがあるのでしょうか?

鈴木:プロダクトに一貫性が出ると思います。最終的なアウトプットはクライアントやユーザーの課題に紐づいていないといけないのに、縦割りの組織だと、どうしてもつくり手は自分の領域だけを意識した仕事になってしまいます。世の中を見ていると、そうした組織的な都合で生まれてしまったちぐはぐなアウトプットも多い。でも「クリエイティブ」「テクノロジー」「ビジネス」、3つを備えた組織なら、どの視点から見ても等しくロジックが通ったプロダクトができるんじゃないかと考えています。

兼子:企業の成長とともにクライアントの規模も大きくなり、単にオーダーを受けたものを制作してアウトプットするだけでなく、上流からの課題解決を提案させていただくことも増えてきました。プロジェクトの根幹となるビジョン策定から始まり、アウトプットの方法やプラスαの提案、サービスの共創など、さまざまな広がりをみせている。メンバーも、そんなクライアントワークのなかで三位一体のスキルの必要性を自然と感じていると思います。

—職能間の密なコミュニケーションも、より重要になってきますね。

越後:そうですね。今日のメンバーでいうと、特にプランナー / ウェブディレクターの兼子は相手との共通言語で話すのがすごく上手なんですよ。プロフェッショナルを突き詰めていくほど、平坦な言葉で喋れないエンジニアや言葉にできないデザイナー、テクノロジーに理解がない編集者など、弊害も生まれがちです。でも彼の場合、デザイナーとエンジニアがいるときにはそれぞれの専門用語を通訳するように話すので、チームとしてコミュニケーションが円滑になるんです。三位一体の能力が秀でているからできることですし、結果として、彼のクライアント案件にはリピーターが多いですね。

兼子:以前、アパレル会社に勤めていたとき、専門用語を多用して話す制作会社に違和感を感じていたんです。いくら熱量があっても言語が違えば理解や共感は得られないですから。

鈴木:ぼくも越後に「相手の言語で喋ることは大事だ」と教えてもらいました。そのためには自分の領域以外のことも勉強する必要が出てくるので、自然と世界が広がって、いろいろなことに気がつくようになっていきます。首を突っ込む行動力と、お節介さは大事だと思いますね。

豊かな暮らしを提案するため、まずはサステナブルな社会づくりから

RIDEは企業ミッションとして「クリエイティブの力で人々にウエルネスを、社会にサステナビリティを」を掲げている。そこには世界中のさまざまな課題をしっかりと認識したうえで、どんなクリエイティブを世の中に生み出せば、社会や人々がよい方向にむかうのか。そんな思考を持ちながら、世の中に価値を提供していきたいという想いがある。

越後:5年前に、コーヒー事業関連でオーストラリアへ視察に行ったときのことです。メルボルンのコーヒーショップが中南米の小さな農園に電気やガスを引いて、一緒にクオリティーの高い豆をつくろうと奮闘していました。オーナーは、「利益なんて出てないよ!」と明るく笑いながら話していて。

彼らは一過性の利益追求やクオリティーアップではなく、生産者と消費者がともに継続的にハッピーでいられるために、本気で取り組んでいるんだなと感銘を受けました。ぼくらも、さまざまな意思決定の場で、「それははたして世の中のためになるのか? 本質的で持続可能なことなのか?」という議論を行っています。

渋谷にある「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」(画像提供:RIDE MEDIA&DESIGN)

渋谷にある「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」(画像提供:RIDE MEDIA&DESIGN)

兼子:ぼくたちのクリエイティブは、ただ美しい、洒落ている、機能的であるというところで終わりたくなくて。「それは人々の心を幸せにし、役に立つものなのか」「社会の課題解決になり、サステナブルな世の中にしていけるのか」。そんな視点からクリエイティブについて考え、アウトプットしていくことを意識してきました。

鈴木:その背景には、地球環境の破壊など、世界規模でさまざまな社会課題が山積みになっている現状があります。もちろんぼくらが、地球を救うとか、世界の環境をガラリと変えるとかはできません。だけど、日々の活動のなかに少しずつそういう視点を入れ込み、身近なところから改善を行うことで、少しでも社会がよい方向に向かっていけばと考えています。

—すでに進んでいる具体的な取り組みはありますか?

越後:デザインやサービスだけでなく、社内環境など多岐にわたって取り組んでいます。同じような考え方を持った日本やベトナムの企業さんと協業してプロジェクトを進めていたり、オーガニックやリサイクル素材を使ったプロダクトを開発したり、サステナブルな活動をしている海外の施設やレストランを訪問して記事をつくったりもしています。また、オフィスの使用電力を、自然エネルギーに力を入れている電力会社に変更したり、名刺の紙を土に還る紙にしたりという活動もしています。

鈴木:ぼくらのようなウェブやメディアを扱うような会社で、こういった視点でクリエイティブを発信しているところは少ないので、先駆者になれればと思っています。

越後:ぼくらがクリエイティブを生み出すうえで設立当初から意識してきたのが、「本質的」であるか、「普遍性」があるかという視点です。サステナブルやウエルネスの考えはその一部であると思っています。今後も、個を輝かせることを大切にしながら、「これって本質的に必要なことなのか」「普遍性があり持続可能なものなのか」「人々に幸せをもたらすのか」という視点をブラさずに、文化的に価値のあるモノ・コトをたくさん生み出していきたいですね。

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