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誰かの「好き」が仕事をつくる。RIDEが考えるこれからのクリエイティブ

RIDE MEDIA&DESIGN株式会社

女性クリエイターのためのウェブメディア『箱庭』、共創コミュニティー「SUSONO」、コーヒースタンド「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」など、カルチャーやファッション、ライフスタイルに精通し、幅広い事業を手がけるクリエイティブカンパニーRIDE MEDIA&DESIGN(以下、RIDE)。2006年の創業当初からメンバー一人ひとりの個性を活かし、ユニークな事業をつくり上げてきた。今回は「個」を輝かせるために情熱を注ぐ背景や、ミッションに「サステナブル」や「ウエルネス」を掲げている理由を伺った。また、同社が考える、これからの時代に求められるクリエイター像とは?

取材・文:羽佐田瑶子 撮影:田中一人(2018/5/14)

個人の「好き」を活かすことが、これからのクリエイティブではますます重要に

メディアやコミュニティー、店舗運営などを自社事業として行いながら、クライアントのウェブサイトやコンテンツ制作、運用までを手掛け、常に進化を遂げてきたRIDE。そのベースには、熱いこだわりや好奇心を持った個性豊かなメンバー(社員)の存在があるという。メンバーの個性や興味を活かし、「雑談から事業が始まることもある」という柔軟性は、組織にどのようなメリットをもたらしているのだろうか。

—創業から12年を迎えましたが、幅広く個性的な事業を次々に展開し続けることができている、いちばんの理由はなんでしょうか?

越後:メンバー一人ひとりの「個」を大事にするという考え方が、いちばんの肝としてあると思います。いまでこそ個人の働き方やスタイルがフォーカスされる時代になりましたが、それこそRIDEでは12年前の立ち上げ時から、ずっと大切にしている考え方です。

これからの時代、AIなどのテクノロジーにさまざまな仕事がとって代わられたとしても、感性や知性を使う仕事では人間の能力が必要とされると思います。そうなったとき、自分の「好き」な領域というのは、感性や知性を活かす格好の場。ぼくたちはこれまでも、戦略的に個人の好きなものを活かすことで組織として成長してきたと思いますし、これからはますます「個」を大切にしないと、クリエイティブ会社として生き残っていけない時代だと感じます。

左から、編集&ディレクター藤田華子さん、CTO鈴木智さん、COO越後雅史さん、執行役員の兼子健一さん

左から、編集&ディレクター藤田華子さん、CTO鈴木智さん、COO越後雅史さん、執行役員の兼子健一さん

—「個」を大切にするという理念は、具体的にどのように社内でかたちになり、根づいているのでしょうか?

越後:たとえば、豆の産地から焙煎、抽出に至るまでこだわりを詰め込んだコーヒースタンド「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」は、社内のコーヒー好きによる発案から始まったプロジェクトですし、「SUSONO」のようなコミュニティー事業も藤田やメンバーの発案なんです。

藤田:「SUSONO」はもともと4つのメディアが中心となってつくられたコミュニティーです。ジャーナリストの佐々木俊尚さんのコミュニティー「LIFE MAKERS」、松浦弥太郎さん主宰のウェブメディア『くらしのきほん』、これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』、そして弊社で運営する、女性クリエイターのためのウェブメディア『箱庭』が力を合わせて、これからの心地よい暮らしや社会についてともに考え、暮らしをもっと楽しむために活動しています。

メンバー限定のイベント開催やウェブコンテンツ配信を行うコミュニティー「SUSONO」(画像提供:RIDE MEDIA&DESIGN)

メンバー限定のイベント開催やウェブコンテンツ配信を行うコミュニティー「SUSONO」(画像提供:RIDE MEDIA&DESIGN)

—なぜ、このようなコミュニティーの場を設けたのでしょうか?

藤田:普通に生活していると、自然と周りに集まってくる人って、価値観が似た人や同世代ばかりですよね。私だけでなくRIDEのメンバーたちも、そのことに物足りなさを感じていたんです。いろんな価値観に出会うには、スナックや飲み屋に行くのも1つの手段ですが(笑)、飲み屋ではそこまで深い話はできない……。もっといろんな世代の人と話して、自分の「裾野」を広げていけるような場所をつくりたいというアイデアが発展し、かたちになっていったんです。

豊かな個性と、なんにでも熱中する「気質」がおもしろい事業をつくる

『箱庭』や「SUSONO」、コーヒースタンド、ファッションなどの新しいプロジェクトは、ガチガチのプレゼン資料や、収益性を強く求める計画書などの提出もないまま、フレキシブルに始まるという。また、12年前から出社フリー制度を導入したり、仕事の職域やスタイルも自由に決められたりと、仕事の進め方は個人のセルフマネジメントに任せる姿勢を徹底している。そこまでして「個」を尊重できるのはなぜなのだろうか。

越後:個を徹底的に信頼して、性善説で成り立たせているところは大きいですね。いわゆる時間や日報などでメンバーを管理することはありません。ぼくらの事業や仕事というのは、個人の興味とそれに賭ける熱量があってこそ生まれるものだと考えています。だから、どんな事業や仕事も必ず個の興味からスタート。「ゲーム業界が好調だからゲームをつくろう!」とか、外的要因から始めるような選択はRIDEらしくないと思っています。

一人ひとりのやりたいことをどこまでも応援することで、RIDEならではのクリエイティブができると考えているんです。個の自由さや多様性を認め合う仕事スタイルなので、社員は時間にとらわれずフレキシブルに動けます。そのような環境だからこそ、他社との共創プロジェクトも自然なかたちで行えているのだと思います。

藤田:私の場合、あるときはコンテンツディレクター、あるときは広報、そしてあるときはコミュニティーマネージャーやモデレーター……スナックのママをすることもあります。肩書がたくさんあって、「何をしているの?」と聞かれたときに一言で説明するのが難しいくらい(笑)。ワークスタイルを自由に選択できるのが、RIDEの魅力だと思っています。そして、さまざまなことにチャレンジして成長したいという人に対してバックアップしてくれる場でもあります。

鈴木:エンジニアであるぼくも、通常業務以外に新規サービス開発をしています。入社して半年ほど経った頃、査定面談に「これをサービスにしたいな」というアイデアの種を持っていったんです。そうしたら事業部長がおもしろがってくれて、翌週から忙しい合間をぬって定例ミーティングをしてくれるようになり、すでに具体的なところまで話が進んでいます。社歴が浅い人の意見も真剣に取り合ってくれるところに、言葉だけでなく実際に個が尊重されているのを感じますね。

—「個」を尊重というと、自分を前に出さなきゃいけないとプレッシャーに思う方もいるのでは?

藤田:いま、自分の引き出しに自信がなくても、いままでに好きになったものや、夢中になったものが1つでもある人は、好きなものへのアプローチの仕方、好きになる方法を知っています。それさえ知っていれば、もの好きで多趣味の先輩や同僚がいろいろ教えてくれますし、担当する案件もエキサイティングだと感じられるのではないでしょうか。RIDEに入ってから好きなものや、やりたいことを見つけた人もたくさんいると思います。

むしろ何も引き出しがない状態で入ったほうが、吸収できる幅が広いという意味でプラスになるかもしれません。RIDEでは「個を出す=目立つ、発信力がある」という解釈をしているわけではありません。普段はもの静かでも、時にキラリと光る個性を発揮する人が魅力的だったりしますから。

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