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デザイナーが企画、コピー、映像もつくる。KNAP独自のキャリアとは?

株式会社ナップ

「多くの職業がAI(人工知能)に取って代わられる」。昨今、そんな言葉をよく耳にする。それは、デザイナーをはじめとしたクリエイティブ業界においても同様だ。「AI時代が到来するなかで、デザイナーはどうあるべきなのだろうか」。そんな大きな問いに対し、独自の答えを持つのが、デザイン会社KNAP(ナップ)だ。彼らは企画立案から制作までをワンオペレーションで手がけているが、営業やプランナーを専任で担当するスタッフはいっさい存在しない。そのすべてをデザイナーが担っているという。そこにはいったい、どのような狙いがあるのだろうか。KNAPがたどり着いた、理想のデザイナー像について伺った。

能動的に学びたいスタッフをバックアップ。KNAP流「人の育て方」とは?

大学卒業後、印刷会社とデザイン会社をわたり歩いた河田さんが、周囲のクリエイター仲間たちと共にKNAPを立ち上げたのは2011年。それから6年が経った現在、KNAPにはさまざまなスキルを持つ個性豊かなスタッフが集まり、それによって仕事の幅も大きく広がっているという。スタッフの個性を活かし育てることについて、河田さんはどのように考えているのだろうか。

河田:会社の魅力って、自分が持っていないスキルやナレッジをはじめ、多様な分野に精通している人と一緒に働けることだと思うんです。たとえば、この三人にしても、南はデザインセンスに長けているし、後藤は企画をつくるのがうまい。そして、松井はUI・UXに関して豊富な知識を持っている。それぞれ得意な分野が異なっているからこそ、さまざまな領域を横断しながら、ものづくりをすることができると思うんです。

代表取締役社長・クリエイティブディレクター 河田慎さん

代表取締役社長・クリエイティブディレクター 河田慎さん

KNAPではスタッフのスキル向上のため、社外のセミナーや講演会などへの参加を積極的に推奨している。もちろん参加費用は会社が負担。あえて社内の教育制度を整えないのにも理由があるのだとか。

河田:いまの時代にそぐわないとはわかっているのですが、「スキルは見て盗むもの」というのが、ぼくのポリシーなんです(笑)。なので、社内で特別な教育は基本的にしていません。昔と違って、デザイナーはデザイン以外のスキルや知識も必要ですし、アウトプットも多様化している。そういう時代のなかで、一方的な教育をしても、受ける側が受動的だと得られることは多くないと思っていて。そうであれば、自分が興味のあることについて能動的に学んでほしい。一人ひとりに学びたい意志と理由があれば、全面的にバックアップするようにしています。

KNAPのスタッフは、それぞれが伸ばしたいスキルを見極め、積極的にセミナーに参加。企画を学ぶスタッフもいれば、なかにはタイポグラフィーを学ぶスタッフも。能動的に学ぶからこそ、成長スピードは格段に早くなる。KNAPに教育制度がない理由は、「よりよいものづくり」を追い求めるクリエイターマインドのうえに成り立っているのだ。

会社員ではなく、クリエイターとしての「個」を大切にしたい

デザイナーの職業領域を広げようとするKNAPだが、彼らは将来的にどのようなキャリアを歩んでいきたいと考えているのだろうか。河田さんには会社のビジョンを、南さん、後藤さん、松井さんには個人的な展望について伺った。

河田:KNAPのスタッフには、ぜひ会社を利用してほしいですね。将来的に独立を考えているスタッフがいるのであれば、それすらも応援したいと考えています。たとえばデザイナーとして独立するとなると、クライアントとの交渉をはじめ、納期やコストの管理など、さまざまなスキルが必要となる。まずはKNAPでアートディレクションを学びながら、その一つひとつを実践し、身につけてもらってもいい。スタッフが独立することに関しては、やぶさかではないんですよ(笑)。

だからこそ、言われたことをただやるだけの人間には、絶対になってほしくない。一人ひとりが自分の意志で動けるように成長してほしいと思います。それが結果的に、KNAPの財産にもなるので。

南:ぼくはアートディレクションに加えて、組織全体の効率性や生産性を高めることに注力していきたいですね。デザイナーがプランニングやライティング、プログラミング、映像編集の仕事もしているので、KNAPの組織編成はとても複雑です。でも、しっかりリーダーシップを発揮しながらスタッフを動かすことで、もっとよい企画やデザインができるはず。スタッフ間のコミュニケーションを円滑にしながら、気持ちよく働ける方法を模索したいと思います。

アートディレクター 南英一さん

アートディレクター 南英一さん

後藤:私は、デザイン領域にとらわれない仕事をもっとしたいです。いまの時代、無料で簡単にWEBサイトを制作できるサービスもありますし、デザイナーという職種は将来なくなるともいわれています。そういう時代でも生きていけるように、「デザインだけ」「企画だけ」と割り切らず、いろんなことを吸収していきたいですね。一見、仕事につながらないようなことでも、きっとデザインに還元できるはず、と信じています。

松井:ぼくもデザインとは別に、もうひとつ専門領域を持ちたいですね。特に興味があるのは映像です。これから先、さらに需要は伸びていくと思うので、いまから技術や知識を深く習得し、デザインや企画に活かしていきたいですね。「広くて、浅い知識」で終わらないように、一つひとつのプロフェッショナルを目指したい。そう考えています。

クライアントの要望を、ただ鵜呑みにするのではなく、「本当に伝えたいことは何なのか?」「それが正しいやり方なのか?」など、企業の魅力と、それを伝える最適な手段を考え抜くKNAPのスタッフたち。「デザイナー」という枠にとどまらず、「企画」をはじめとした多様なスキルを、忠実にデザインへ落とし込めるのは、どんなことにも主体的に学び得ようとする彼らの誠実な姿勢があるからではないだろうか。まだまだ成長フェーズだというKNAPの展開から、目が離せない。