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「主役ではなくハブであること」HATCHが掲げるプロデューサーチームのカタチ

株式会社ハッチ

HATCHは、多くの人を巻き込みながらも、臨機応変にプロジェクトを成功に導いていくことに特化したプロデューサー集団である。少数精鋭にも関わらず、彼らの事業範囲は広い。映像をはじめとしたプロダクション業務はもちろん、クリエイターのマネジメント業務、さらにはドライブインシアターまで! 彼らの事業とその背景にある強い想いを、Hatch Inc.代表の本間綾一郎さん、Do it Theater代表の伊藤大地さん、SPECマネージャーの山田加奈さんに伺った。

取材・文:加藤将太 撮影:豊島望(2017/02/01)

プロデューサーは、クリエイティブの主役ではない

HATCHはプロデューサーズカンパニーという名のもと、事業を4つに分けて活動している。クリエイターのマネジメント部署である『SPEC』、企画・制作の器となるプロダクション事業部の『Creative Hub Swimmy』、クリエイティブワークを支援する「場」の運営をされている『THE THIRDMAN STUDIO』、最後にお客様との体験を提供するイベント事業部である『Do it Theater』。通常であれば、「○○事業部」のような一般的な名称になるところを、それぞれ独立したサービスのようにユニークな名称がついているのはなぜなのだろう?

本間:HATCHは、プロジェクトやクライアントごとにプロデュースのやり方を大きく変えています。なので、すべて同じ顔で展開していくと、何屋か分からなくなってしまう。僕らはそれぞれにおいてプロフェッショナルなポジションを確立していきたいので、4つの事業部に分けて、名前もそれぞれにつけています。それら全部をプロデュースしているのがHATCHです。どの事業にも言えるのは、自分たちが関わる人たちの支えとなって世の中と接点を増やしていきたいということ。僕らの考えるプロデューサーイメージは、プロデューサー自身が矢面に立つのではなくて、何かを成し遂げようとするヒト・コト・モノを全方面からバックアップしていく。そのために必要なポジションを担っていく。それが僕らの生業となっていけばいいなと考えています。

代表取締役 本間綾一郎さん

代表取締役 本間綾一郎さん

本間さんが述べるように、クリエイティブの主役となるのはプロデューサーではない。表舞台に立つのはミッションを掲げるクライアントであり、デザインや映像などで表現するクリエイターたちだ。しかし視点を変えると、プロデューサーはクリエイティブの中心となり、関係各所のハブになる。主役ではなく、あくまでもハブ。その考え方はHATCHのメインオフィスでありシェアオフィスでもある「HATCH OPEN FIRM」にも落とし込まれている。

本間:OPEN FIRMは僕らだけのオフィスじゃなくて、社外の映像ディレクターやデザイナーなど、クリエイターの皆さんと空間を共にしている場所なんです。僕らがここで目指しているのは、プロとして顔が立っている者同士が協業できるということ。実際にOPEN FIRM内で仕事が生まれることも少なくありません。例えば、僕らがテレビCMの相談を受けた場合、それに紐づいてグラフィックもつくりたいとなると、入居しているグラフィックプロデューサーに参画してもらいます。逆に入居している映像ディレクターから僕らにお仕事の発注をしていただくこともあります。

HATCHの組織図。事業ごとにブランド価値を高めることで、ゆくゆくは独立することを想定している。

HATCHの組織図。事業ごとにブランド価値を高めることで、ゆくゆくは独立することを想定している。

目指すのは、ネットワークを広げるだけではなく、マッチングの場をつくること

HATCHの「主役ではなく、あくまでもハブ」というマインドは、所属クリエイターのマネジメントを担う事業部『SPEC』においてどのように浸透しているのだろうか。現在、SPECとマネジメント契約したいクリエイターからの問い合わせが絶えないというが、その一方でSPECのマネージャーは山田さん一人。業務は、各クリエイターの問い合わせ窓口、スケジュール調整、ギャランティの交渉など多岐にわたり、それに加え職種もクリエイティブディレクター、シネマトグラファーから、アートディレクター、スタイリストまでと幅が広い。

本間:SPECとしてはクリエイターのジャンルを縛りたくないんですね。会社の想いとしては、いろいろなクリエイターにSPECでのマネジメントを通じて社会との接点をつくっていってほしい。マネジメントするクリエイターもフラワーコーディネーターとか陶芸家とかのように極地的な分野の方でもいいと思うんですよ。それがラインナップとして並んだときに、SPECにはさまざまなクリエイターがいて、他では起こりようがない連鎖のようなものが生み出せる状態になっていてほしい。

山田:社内にプロダクション機能もあるので、プロデューサーの観点から所属クリエイターがどう見られているのかというアドバイスができるのは、HATCHのメリットかもしれません。現在は、7名のクリエイターをマネジメントしています。

SPECマネージャー 山田加奈さん

SPECマネージャー 山田加奈さん

本間:誰とSPECを始めたいかなと考えたときに、まず思い浮かんだのが山田でした。まだ山田が前職に就いている頃から知っていて。僕がスタジオを使うときの使用料の交渉が厳しい人だったんです(苦笑)。でも、「風邪引いていましたけど大丈夫ですか?」とか、ふとした気遣いをかけてくれるんですよね。一緒に働きたい人ってそういうことだよなと思ったんです。

山田:私がマネジメントしているクリエイターはどなたも活躍している人たちばかりですけど、今後こうなっていきたいという将来を見据えた相談もしてくれるんです。彼らの未来を聞くと、こちらも感化されて応援したくなりますね。その一方で皆さん迷いも抱えています。私も、プロデューサーやOPEN FIRMのようにいろいろなクリエイターとの接点を作れるようなマネージャーとして、彼らを支えることができたらと思っています。

SPECに所属することでクリエイターの業務負荷の軽減だけでなく、OPEN FIRMを軸に仕事のネットワークを構築しやすくなる変化が生まれた。

本間:今の時代、つながりやネットワークという言葉が多用されていますが、僕らの場合はネットワークを構築できたとしても、双方がマッチングできなければ意味がありません。ファンの数がたくさん欲しいわけではなくて、あの人とこの人が繋がって実際にこんなことができたというマッチングにこそ、価値を感じますね。

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