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命を削る時代は終わった。グッドフィーリングが目指す、映像制作会社の新境地

株式会社グッドフィーリング

フリーランスではないクリエイターにとって、会社は1日の大半を過ごすことになる場所。だからこそ、会社の雰囲気や居心地、社内の人間関係は、仕事の満足度や意欲に直結する。設立18年目を迎えた株式会社グッドフィーリングは、「会社が楽しい」を目指す広告映像プロダクションだ。その背景には、従来のストイックな制作スタイルに対する違和感があったという。彼らはどのような方法で理想を実現しようとしているのか。代表取締役の酒井智啓さんと、まさにいま会社を楽しんでいる若手社員の二人に話を聞くと、これからの時代にあるべき制作会社の姿が見えてきた。

研修旅行で飛行機が欠航。ハプニングさえ、結束を深めるきっかけに

―温かい会社であるために、ほかに取り組んでいることはありますか?

酒井:18年前に会社を設立して以来、社員全員参加の研修旅行を毎年行っています。ただの旅行ではなく、「達成感を共有する」という大きな目的をもって、「ひとりではできないこと」にみんなでチャレンジするのです。2017年は沖縄で、現地の子どもたちに映像の楽しさを伝えるワークショップを開催しました。

酒井:じつは当初は式根島に行く予定でしたが、当日のトラブルで飛行機が欠航になってしまい、急きょ沖縄に変更したんです。一度空港から会社に戻って沖縄行きのチケットを取り直し、現地の会場を確保。到着したその日の朝にワークショップのチラシを配って、午後に開催するという超弾丸スケジュールでした(笑)。

―急きょ行先を変更し、事前準備もないまま実施まで進める行動力はすごいですね。

酒井:あくまで目的は「研修」ですからね。正直、普通の慰安旅行であれば、会社ではなく個人で行ったほうが楽しいじゃないですか。だからこそ、研修旅行では会社のメンバーと一緒だからこそ体験できることにこだわりたい。ハプニングはつきものですが、みんなで乗り越え、達成感を共有することで結束が深まるのだと思います。

予期せぬハプニング起きた研修旅行の模様も、ドキュメンタリー映像として作品に

予期せぬハプニング起きた研修旅行の模様も、ドキュメンタリー映像として作品

クリエイターの「表現欲」を尊重したい。自社メディアは福利厚生?

―社員のみなさんを大切にしていることが伝わってきます。自社メディアの『Inspire』も、社員のために立ち上げられたそうですね。

酒井:はい。『Inspire』はクライアントから依頼を受けて制作する映像とはべつに、社員それぞれがつくりたい映像をつくるドキュメンタリーメディアです。利益を得るためではなく、社員への福利厚生のような意味合いで始めました。

取材費用は会社が持ち、各々が会いたい人、興味がある人に密着して掘り下げていく。クライアントワークでは制約があって難しい作品も自社メディアでならつくれますし、ディレクターとして自分の名前もクレジットされます。

酒井:実際、『Inspire』をきっかけに「会社に入りたい」と言ってくださる方もいるなど、かなりの反響がありました。『Inspire』の作品をクライアントが見てくださったことから、仕事につながったケースもあります。

―『Inspire』には職種を問わず参加できるのでしょうか?

酒井:はい。全社員が『Inspire』のメンバーなので、手を挙げてもらえればOKです。

―渡辺さんと加藤さんは、『Inspire』でつくってみたい映像はありますか?

渡辺:もちろんあります。ただ、密着したい人がたくさんいるので、誰にしようか迷っています(笑)。

加藤:私も取材してみたい人はいるんですけど、実写映像をつくったことがないので、つくるとしたらアニメーションかなと考えています。『Inspire』ではないですが、いま、同僚と一緒にモーショングラフィックの研究をしていて、会社のInstagramに短い映像を投稿しています。ゆくゆくは案件につながると嬉しいですね。

酒井:渡辺も加藤も、それぞれつくりたいものや世界観があるんです。誰かに強要されるのではなく、自主的にやりたい気持ちを応援したいし、会社として可能な範囲でサポートしたい。個々の活動が仕事につながるかもしれませんしね。

何より、つくってみたい作品を誰かの畑でつくるのではなく、自分たちで種をまいて育てていく作業って、楽しいんですよ。かたちにすることで実績や自信にもつながるので、クリエイターの表現欲は大切にしていきたいです。

「『いつ働いているんですか?』と言われるくらいがちょうどいい」

―お話をうかがっていると、まさに会社名でもある「グッドフィーリング」を大切にされていることがわかります。

酒井:映像制作って、言ってしまえばフリーランスでもできる仕事なんです。あえて会社に所属するからには、少しでも居心地のいい環境で、気持ちよく働けることが大事ですよね。良好な人間関係、心地よいコミュニケーション、ヘルシーな働き方。それらがあってこそ、社員がいつでも「グッドフィーリング」でいられると思うんです。

酒井:映像業界には命を削るように働く人も多いですが、血を流しながらストイックにつくった映像は痛々しく感じられて、個人的にはあまり好きではないんです。素敵な映像は精神的なゆとりから生まれると思いますし、特にぼくたちに求められる商業デザインをつくるなら、柔らかい心を持つクリエイターのほうが向いている。

それに、そもそも命を削ってまで働く必要はありませんからね。じつはぼく自身、そんなに働くのが好きなほうじゃないんですよ(笑)。ご飯が食べられて、住む家があればそれでいいと思っているくらいで。

だから、社員にも自分の時間やスタイルを大切にしてほしいんです。ぼくのなかでは「ひとりでガツガツやる」時代は終わっていて、そうでない会社のあり方に挑戦したい。もちろん裏で真摯に制作に取り組み、クライアントと信頼関係を築くことが前提ですが、いつも遊んでいるように見えて「いつ働いているんですか?」と言われるくらいがちょうどいいんじゃないでしょうか。

取材時、社内にいたクリエイター陣で記念撮影。社歴を問わずフランクに声をかけ合い、笑いが生まれる朗らかな社風が垣間見えた

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