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楽しみながら仕事する! ハードワーカーから一転、グッドフィーリングが実現する新たな働き方

株式会社グッドフィーリング

かつてはかなりハードに働く映像制作会社だったというグッドフィーリング。社員の退職を機に生まれ変わったという同社の代表・澤井さんは、「遊びなんだか仕事なんだかわからないっていうのが、いちばん目指すところ」と自身の仕事観を語る。人生の時間の中で大きな割合を占める「仕事」。それをどのようなものにしていくかを、社会からでも取引先からでもなく、自分たちから考えて、実現するグッドフィーリング。代表取締役の澤井健司さん、専務取締役の吉原圭太さん、プロデューサーの宮下勇喜さんの3人に詳しくお話を伺った。

取材・文:麦倉正樹 撮影:豊島望(2015/12/25)

社員がいっぺんに辞めて、180度変わった「働き方」

映像制作会社グッドフィーリングの転機は、今から5年ほど前、現在の場所に移転したときだったという。

澤井:それまでは新橋にオフィスがあったのですが、若い社員がいっぺんに辞めるなど、いろいろと考えさせられる出来事があったんです。当時は、仕事のためには身も心も削ってという感じで働いていたのですが、下で働いていた人間が辞めたときに、「確かに楽しくないし、そこに未来はないよね」って、逆に気付かされたところがあって。それで、会社も新橋から馬喰横山に移転して、もうちょっと落ち着いて仕事をしたほうがいいとか、社員の働き方そのものを考えるようになりました。社名も今のグッドフィーリングに変えて、これからは自分たちのことも大切にしようよ、と。たとえば、ここにいる吉原は今、伊豆に住んでいて、週2回ぐらいしか出社しないんです。そうやって、いい意味で肩の力が抜けたというか、あまり無理をしなくなったんです。

代表取締役 澤井健司さん

代表取締役 澤井健司さん

具体的には、どんなことを変えていったのだろうか。

澤井:クライアントとの関係性は変わりましたね。こちらが疲弊してしまうようなクライアントとは、あまりお付き合いをしないようにしました。一回、一緒に仕事をして、「ちょっと、これは無理だな」と思ったら、そのクライアントにはこだわらない。それは、僕だけでなくスタッフ自身の判断に関しても同じです。スタッフが、「もうこの仕事はやりたくない」と言ってきたら、僕も「わかった。もういいよ」というジャッジをしています。もちろん、やる前から「やりたくない」というのは、「ちょっと違うんじゃないの」と話しますけど、実際やってみて合わないんだったら、それはしょうがないよねっていう。

そんなグッドフィーリングの緩やかなスタンスは、そのオフィスにも現れている。かつて呉服屋だった物件を社員たちの協力のもとリノベーションしていったという馬喰横山のオフィスの軒先には、いくつもの詩集やサボテンが並べられ、しかもそれらが販売されている。

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吉原:サボテンは、僕が単に趣味でやっていることですね(笑)。ここはもともと呉服屋さんだったんですけど、お店の前が路面店みたいでちょうどいい感じじゃないですか。だから、すごい軽い気持ちで、僕がサボテンを並べて……。で、宮下が詩集を売って、一応「プランツ&ブックス」っていう名前のお店なんですけど、ほぼ儲けはないですね。売れたお金で次の仕入れをする自転車操業です(笑)。

自由にアウトプットできる場所がほしかったから、自分たちで映像メディアを始めた。

グッドフィーリングは、自社メディア「inspire」を運営している。「会いたい人に会いに行く」をコンセプトに、スタッフが「気になる」「会いたい」と思ったアーティスト、クリエイター、アスリートなどに取材し、映像という形でアーカイブに残していく活動だ。なぜ澤井さんは、自社プロジェクトとしてこうしたドキュメンタリーという形を選んだのだろう。

自社メディア「<a href="http://inspire-tokyo.jp/">inspire</a>」

自社メディア「inspire

自社メディア「<a href="http://inspire-tokyo.jp/">inspire</a>」

自社メディア「inspire

澤井:今まではいっぱいいっぱいで余裕がなかったんですけど、ここに引っ越して来て、それなりに事業もうまくまわり始めて、そろそろ何か新しいことができるんじゃないかなって、去年の夏ぐらいに考えていて。もちろん、もっとオフィスを広くするとか、デザイナーズ家具を入れるとか、そういうアイディアもあったんですけど、それも何か違うなって思ってたんですよね。

自社メディアを立ち上げた理由は、大きく3つあったという。

澤井:まず、「あそぶ株式会社」っていう兄弟会社があるんですけど、そこは映像だけではなく、スポーツ、アウトドアというジャンル特化の総合制作プロダクションなんですね。ただ、兄弟会社と言いつつも、実際一緒にやっていることって限られたスタッフだけでした。もっと一緒にやれることはないかなって探していて、「inspire」みたいな形だったら一緒にやれるんじゃないかって。つまり、「兄弟会社とのシナジー」がひとつめの理由です。ふたつ目の理由は、クリエイターとして自由にアウトプットする場所がほしいというか、広告映像以外に自分たちの映像を出せる場所がほしかったというのがあります。そこでなぜドキュメンタリーというフォーマットを採用したかというと、この形であれば「誰かに会いにいかなければならない」からです。たとえばデザイナーの場合、普段あまり人と接する機会がなかったりするので、デザイナーが「inspire」のディレクターとして、実際にインタビューをしてみたりとか。そうやって普段の業務とは違う、人と接してもらいながら自由にアウトプットする場をつくりたかった。最後は「会社の宣伝」、つまり営業と求人ですね。ヘタな営業をするよりも、こういうものを作ったほうが、よっぽど外の人たちにプレゼンになるんじゃないかと思ったんです。

宮下:今日も面接をしたんですけど、実際に「inspire」の映像を見て、そのクレジットでグッドフィーリングの名前を初めて知ったという人がいました。だから、営業的なことはもちろん、求人という意味でも、ある程度の効果があるんですよね。

澤井:営業面でも、「inspire」をご覧になった方からお問い合わせがあって、お仕事をさせていただくことになったり。まだまだ微々たるものですけど、そういう事例も少しずつ生まれてきています。

2015年の1月にスタートし、現在は40本以上の動画がリストアップされている「inspire」。社員にも何らかの変化はあったのだろうか。

吉原:実際に携わっている人は、自分で取材対象を決めて取材に行くので、やっていて楽しいですよね。楽しいし、普段カメラを回さないディレクターも、自分でカメラを回したりするので、いろんな意味で度胸がつきます。それこそ、ひとりで海外に行って、撮影することもあるので。

専務取締役 吉原圭太さん

専務取締役 吉原圭太さん

澤井:まあ、みんなタフになりますよね(笑)。僕自身もそうなんですけど、もともとコミュニケーション能力が高い人間かというと全然そんなことはなく……。むしろ、その辺がウィークポイントだと思っていて。だから、この活動を通して、社員がどんどんタフになってくれたらいいなって思っています。多少仕事がうまくまわっているとしても、そこにあぐらをかくのはまだ早いと思っているんですよね。会社として存続するベースはできたけど、「グッドフィーリングは、こういう会社です」っていうのは、まだまだひと言で言えないところがあって。だから、その部分を今、「inspire」のような活動で、色づけしているところもあるんですよね。

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「遊びだか仕事だかわからないっていうのが、いちばん目指すところですね」

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