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新卒も中途も全員必修!? デジタル戦略のプロを育成するFICCのトレーニングプログラム

株式会社エフアイシーシー

デジタルを通じて新しい価値の提供に挑戦し続けている株式会社FICC。時代とWEB業界の変化を見極めながら、数多くある制作会社との競合優位性を確立させるために選んだのは、戦略に基づいたデジタルクリエイティブだった。クライアントの多様な要望に答えるべく、社内におけるトレーニングプログラムも積極的に開催。常に自らを更新し続けるFICC、その魅力に迫るべく、クリエイティブディレクターの戸塚省太さん、福岡陽さん、デザイナーの冨田一樹さん、ディレクターの豊嶋七瀬さんに、自社の変遷と未来を語ってもらった。

取材・文:加藤将太 撮影:永峰拓也(2015/11/20)

見た目にかっこいいWEBサイトから、戦略を練った上でのWEBサイトへ。

デジタルの世界は変化が激しく、常に何か新しい技術やサービスが生まれている。たとえば2000年代半ば、WEBサイトのデザインは見た目のかっこよさが全てと言っても過言ではないほどビジュアルが重視されていた。ところが2008年のリーマンショック頃から、企業のWEBに対する予算の掛け方が大きく見直されるようになる。この頃、一部では「広告費が大幅に削減」と叫ばれる時代。それまでは漠然と「投資」と捉えられていたところから、明確に売り上げやブランディングを意識した必要な「コスト」と考えられるようにシフトしたのだ。ベクトルが単純にかっこいいものではなく、確実に効果の出せるツールとして期待される方に変化していった。FICCがストラテジー(戦略)重視のWEBサイト制作に大きく舵を切ったのは、このタイミングだった。

戸塚:たとえば以前は高級旅館やホテルのWEBサイトにアクセスすると、雰囲気のある音楽と映像が流れているFlashで構築されたページ、みたいなことがよくありました。世界観はすごく伝わるけど、なかなか宿泊予約に辿り着けないという状況がありがちだったんです。ブランディングという意味では正解だったと思いますが、宿泊予約という明確な数字を意識したWEBサイトではなかった。そこからWEBサイトに求められる目的自体がシフトしていったんだと思います。

クリエイティブディレクター  戸塚省太さん

クリエイティブディレクター 戸塚省太さん

あらゆる数値がデータ化されるというWEBの特性も相まって、ビジネスに直接的に繋がっているかどうかの効果が一目瞭然となり、クライアントもその成果を把握しやすくなった影響は大きい。

戸塚:ストラテジーを重視するようになった背景の一つとして、「正しく意味のあるもの」を作ろうという意識の変化があったと思います。孫請け以下のような案件の場合、向かう目標は同じでも、なかなか僕らの想いがクライアントに伝わらないことが多いんですよね。その状況が歯痒いというクリエイターの声をよく耳にします。そんな想いから、クライアントと直接コミュニケーションできる立場にこだわるようになったというのも大きいですね。

冨田:僕は単純にかっこいいデザインよりも、何のためにデザインするのかが明確な仕事をやりたくてFICCに新卒入社しました。デザイナーが直接クライアントに出向いてデザインの説明をすることもあるんですが、そうすると対面でクライアントの意見が伝わってくる。要望に応えるためのデザインや設計は何なのかがクリアになりますし、クライアントの想いを意識しながら、一緒に制作物について「こうあるべきだ」と対等に議論できるのは、やりがいの一つでもありますね。

福岡:この10年間で企業の目線で言えばWEBに対する予算の掛け方も変わりましたが、ユーザーの立場から見るとインターネットとの接点がかなり増えました。スマホの普及など、技術ベースでいえば2年単位で大きく変わるのがデジタルの業界の特徴です。もちろんFICCの元々の強みであるビジュアル面へのこだわりも引き継いではいますが、それ以上にFlashからSEO、スマートフォンへと重視すべき主軸が変化する中で、最適なことを考えてきた結果だと思います。

「自分がつくったものが誰のためにどういう結果に結びついているのか、わからないクリエイターが日本にはたくさんいる」(戸塚)

クライアントと直接取引が増えると、そのコミュニケーションの濃度は必然的に濃いものになる。ビジネスの枠組みにおいて、クライアントと制作会社という境界線は存在するものの、お互いが一つのチームとしてWEBサイトの目的を達成しようとする一体感を強く実感できるようになった。

戸塚:今、自分がつくったものが誰のためにどういう結果に結びついているのか、わからないクリエイターが日本にはたくさんいると思っています。でも、クライアントにとっての効果が明確であることは、クリエイターにとっても自分の仕事がどんな結果を生み出したのかを実感することにも繋がる。FICCではそれを大切にしています。

昨年の10月に中途入社したディレクターの豊嶋さんも、早速そのFICCの考え方を実感している。

ディレクター 豊嶋七瀬さん

ディレクター 豊嶋七瀬さん

豊嶋:以前は広告のデザイン会社でマークアップエンジニアだったんです。そこで作ったものがまったく無駄になってしまうという現場に、何度も居合わせることがあったんですね。人的資源も時間も割いているのに、作ったものがどういう成果を上げたのかがおざなりになっていることが多くて。ストラテジーが前提にあるFICCの制作では、最終的なアウトプットがクライアントのビジネスに貢献できたかどうか真摯に向き合えるようになりました。

戸塚:中には成果指標が曖昧なプロジェクトのご相談もあるので、僕らからクライアントに目標を提起することもあります。作っていくページの中でどんな人がどんな意識を持ってページに訪れ、ファーストビュー(スクロールする前に画面に表示されているWEBページの冒頭部分)に何が表示されると、どんな気持ちになるのか。ワイヤーフレーム(デザインの前に作成する、WEBページの情報要素を記載した画面設計書)を作る時点で、ユーザーの行動を、サイトに訪れた瞬間から最終的な目的にどう落とし込むか、ストーリー性も踏まえて想定し、かなり詳細に設定していきます。そうやってサイトの目的を丁寧に定義してWEBサイトを完成させているんです。

豊嶋:そういう定義や効果測定などは、クライアントとの共通言語にもなります。広告代理店を挟まないからこそ、自分たちがディレクターとして企業の担当者にいろんな過程を説明する必要があるのですが、彼らはクリエイティブの専門家ではないため、そういう場面ではわかりやすい効果指標は、特に役立ちますね。「なんとなく見た目にかっこいい」ではなく、ひとつひとつのデザインにも意味があり、効果を説明できるからこそ、誰に説明しても理解してもらえるという作り方は強みだと感じています。

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即戦力も未経験も、新入社員は全員必修!?
FICC流トレーニングプログラム