ブシロードのグループ分析組織「アニメデータインサイトラボ」は、2025年春クールのアニメ作品を対象とした『2025年春アニメ初回放送週の話題ランキング』を公開した。
同ランキングは、SNSや配信再生数などの多角的なデータを用いて、2025年春アニメの初回放送週における話題性を分析。検索量の相対値は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』を基準値100として、他作品との比較を行っている。

ガンダム新作が2位に2倍以上の差で1位

全作品を対象とした初回放送週話題ランキングでは、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が2位に2倍以上の差をつけて1位を獲得。新作アニメのみでは2位の4倍近くの話題量を記録した。
上位5作品のうち新作が4作品を占め、新作部門の2位には『片田舎のおっさん、剣聖になる』、3位には『謎解きはディナーのあとで』がランクイン。過去4期と比較しても、前期トップの『薬屋のひとりごと』の約1.5倍の検索量で、過去1年間で最も注目を集めた作品となった。

注目度維持率では『男女の友情は成立する？（いや、しないっ!!）』が首位

初回話題性とは別に「注目度維持率」も分析。『男女の友情は成立する？（いや、しないっ!!）』が放送を重ねるごとに注目度が上昇し、118％の維持率を記録。続編作品の『戦隊大失格 2nd season』も115％の維持率で継続的に関心を高めている。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』は67％の維持率だが、これは初回の検索量が突出していたためで、実際の絶対値では依然として全作品中トップの注目度を保持している。

VOD独占配信の影響も顕著

初週注目度上位5作品のうち3作品がNetflixやAmazon Prime Videoなどの配信プラットフォーム独占となっており、宣伝効果の高さが見て取れる。一方で、独占配信は二次創作やSNS拡散では従来作品に劣る傾向も見られるという。
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