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新しいGinza Sony Parkがついに完成。運営メンバーが語る、銀座の場づくりについて

ソニーPCL株式会社

ソニーPCL株式会社

1966年に建設されたソニービルの建て替えプロジェクトとしてはじまった「Ginza Sony Parkプロジェクト」。2018年夏から2021年秋にかけ、約3年間にわたり運営されていた「Ginza Sony Park」フェーズ1では、ソニーが銀座の中心につくった「変わり続ける実験的な公園」として、音楽やスポーツ、食、アートをはじめとするさまざまなカルチャーと、ソニーのテクノロジーなどを融合したイベントプログラムが催された。銀座に新たな人の流れとコミュニティを生み出した「フェーズ1」を経て、2025年1月(予定)にいよいよ「新しいGinza Sony Park」がオープン予定。地下4階、地上5階と大きくスペースが拡張され、より幅広いプログラムや発信を通じて「ソニーグループのブランド価値を拡張する場」が動き出す。

「Ginza Sony Parkでの仕事は、ゼロから場をつくっていく楽しさや、変化し続けるワクワク感があります」。そう語るのは、フェーズ1から場づくりや運営に携わってきたソニーPCL株式会社。試行錯誤しながら新たな価値をつくりあげていったメンバーのなかの3人、小田樹里、神田将、大野真実にこれまでの6年間を振り返ってもらいつつ、ここで働く醍醐味や新しいGinza Sony Parkでチャレンジしたいことなどを聞いた。

  • 取材・文:榎並紀行(やじろべぇ)
  • 撮影:kazuo yoshida
  • 編集:吉田薫

「未知の仕事だからこそワクワクした」Ginza Sony Park初期の仕事とは

―みなさんは2018年に「Ginza Sony Park」がオープンしたころから働かれているということですが、それまでの経歴と、Ginza Sony Parkでの役割を教えてください。

大野:前職はホテル業界で接客の仕事をしていて、「フェーズ1」のプロジェクトがスタートして半年ほどが経過したころに転職しました。最初は「人と接することが好きだし、銀座という場所柄、英語力を活かせるかな」くらいの動機だったのですが、参加してからどんどん仕事の面白さにハマっていきましたね。2021年にフェーズ1が終了し、2024年に新しいGinza Sony Parkがオープンするまでの間は、小さな実験的POP-UPスペースの「Sony Park Mini」の運営に携わっています。

大野真実さん

大野:私の主な役割は現場スタッフのマネジメントや、来場されるお客様との接客コミュニケーションです。ホテルで働いていたころは、ブランドのイメージを保つために接客にも厳格なルールがありましたが、Ginza Sony Parkはソニーブランドを大切にしつつ、良い意味で自由というか、基本の上でスタッフ個人のコミュニケーション表現に委ねられている部分が多かったんです。しいて言えば「来場するお客様一人ひとりに合わせたコミュニケーション」をとること。フランクに会話をしたり、雑談を楽しんだり。本当に公園感覚でふらっと訪れてくださる常連さんも多かったので、お越しくださる方々との何気ない会話で関係性を築いていく面白さがありました。

ーお客様とある種のコミュニティを築かれていたのですね。小田さんと神田さんはいかがでしょう?

小田:前職は、飲食やフィットネスインストラクターなどサービス業で接客の仕事に従事していて、Ginza Sony Parkのフェーズ1スタートに合わせて転職してきました。正直、私が面接を受けた時点では、まだはじまっていないGinza Sony Parkがどんな場所になっていくのか、どういう仕事をしていくのか未知の部分あったのですが、その手探り感がワクワクしましたね。自分の性格的にも決まりきっていることをやるより、絶対に楽しめるだろうなと。

役割は大野さんとほぼ同じで、現場の運営やオペレーションですね。中でも、実際に接客にあたるスタッフに向けて、Ginza Sony Parkのコンセプトや大事にしていること、イベントの企画意図などを伝え、チームビルディングやマネジメントをしていく仕事がメインになりますが、お客様とのコミュニケーションもします。

小田樹里さん

神田:20代のころは興味のあるいろんな分野に携わりたくて、レコードショップや映画の配給会社などで働いていました。そのあと、地元のアパレルの会社を経て、2018年にGinza Sony Parkがオープンすると知って応募しました。私も小田さんと同じで、応募時は仕事内容を明確にイメージできていなかったのですが、関係者のインタビュー記事などで発信されている内容を見て、すごくワクワクしたんです。特に興味をそそられたのは「変わり続ける」「未知なる場づくり」といったキーワードです。ここならカルチャー関連の仕事に携わってきた経験を活かしながら、これまでにないチャレンジができるんじゃないかと思いました。

神田将さん

神田:私の仕事は、展示やイベントの企画を、実際にかたちにしていくことがメインです。たとえば、会場づくりにあたっては、造作物の手配や発注、施工会社やさまざまなアーティストやクリエイターとのやりとり、テクニカル系のイベントの場合は音響やプロジェクターなどの機材の調整などもやります。企画を実現するためにプロジェクトメンバーはもちろん、施工会社のスタッフや設計者の方、デザイナー、テクニカルスタッフなど、いろんな人たちと考えながらつくっていきます。

自分次第で仕事の範囲や可能性を広げていける環境

―神田さんはクリエイティブと現場を繋ぐ立場、大野さん、小田さんはブランドのインターフェースとしてお客様と一番近いところでアクティビティを運営するポジションということで、役割が異なります。それぞれの仕事の面白さ、やりがいを感じる点、逆に大変なところは何ですか?

神田:面白さは、色んな知識を身につけられるところですね。施工に関する知識やテクニカルな部分の知識もそうですし、イベントで扱うテーマも幅広いので覚えなければいけないことがたくさんあります。また、施工に立ち会う際なんかも、職人さんの技や何気ない一言がすごく勉強になるんです。「ここの壁にはこんな素材がつくんだな」とか、本当に細かいことですけど、そういう知識の一つひとつが新しいイベントの役に立つことが多くて。

たとえば、企画段階で起案者の方から「こんなことをやりたいんだけど、どうかな」と打診されたときに、引き出しが多いとそれを実現するためのアイデアを幅広く提案できます。関わる人がやりたいことはなるべく実現したいと考えているので、そのためにもいろんなことを吸収したいですね。もしかしたらそこが大変な部分なのかもしれませんが、興味を持って取り組めることばかりだからか、あまり大変だとは感じていません。むしろ、楽しいです。

吹き抜けと螺旋階段が各階をゆるやかに繋ぎ「縦のプロムナード」を構成する

―小田さんは過去にも飲食やフィットネスなどで接客を経験されていますが、Ginza Sony Parkは場所の存在やイベントの内容を知らない人がふらっと立ち寄ることも多いと思います。イレギュラーなことも増えますし、イベントが変わるたびに新しい知識をインプットする必要もある。これまでの接客とは勝手が異なり、難しい部分もあるのでは?

小田:ものすごく難しいです。でも、難しさの100倍くらい面白さがあって。神田さんと同じく、私もそれまで知らなかった知識をどんどんインプットするのは楽しいですし、接客も一筋縄ではいかないからこそやりがいがあります。私たちがイベントを通じて伝えたいことが100あるとして、お客様がそのうち50を持って帰るのか、100持って帰るのかは、結局のところ現場の私たち次第。そこを100伝えるため、イベントごとにオペレーションや接客をつくりこんでいくのはGinza Sony Parkならではの仕事の醍醐味だと思います

―大野さんはプロジェクトに参加してからどんどん仕事の面白さにハマっていったということですが、具体的にどんなところが面白いと感じますか?

大野:前職のホテルでは接客のみを担当していましたが、いまはそれに加えて、現場スタッフたちのチームビルディングにも携わっています。あとは、現場スタッフの声を聞いて接客やオペレーションの改善点を考えたり、プロジェクトメンバーへフィードバックすることも大事な役割です。場やイベントのクオリティを高めたりブラッシュアップしたりしていくことに貢献できている実感もあって、やりがいを感じています。

小田:現場スタッフのことは、大野さんが一番よく把握してくれていると思います。彼女は学生時代にダンス部の副キャプテンをしていたこともあって面倒見がよく、一人ひとりのメンバーに目を配ってくれるので私たちもすごく助かっています。

大野:自分が先頭に立って引っ張っていくのはあまり得意ではないんですけど、一人ひとりが何を考えているかは気になるタイプなので。特にフェーズ1のころはイベントの規模も大きくスタッフの人数も多かったので、1人30分の面談を30人に、まあまあな頻度でやっていました。大変でしたけど、アルバイトの方も目標を持って働いていることがわかったり、こちらがハッとするような鋭い指摘をしてくれたりするので、すごく意味のあることだと思っています。

―大野さんはもともと前職のホテルで培った接客スキルを期待されていたと思いますが、マネジメントのほうでもバリューを発揮できていると。

大野:おっしゃる通りで、最初は接客や英語ができるということで入ったのですが、途中で現場スタッフのマネジメントだったり、チームビルディングみたいなところも任せてもらえるようになりました。与えられた役割以上のことができなかった前職に比べて、いまは自分次第で仕事の範囲や可能性を広げていける環境だと思います。

―みなさんの役割は最初からカチッと決まっていたわけではなく、働きながら個々の適正を探り、役割を見つけていったのでしょうか?

神田:それはありますね。私自身も当初はみんなと一緒に現場に立って接客をするのがメインでしたが、企画を実現させる工程に興味がでてきて、そちらにも関わるようになりました。ほかのメンバーも各々が、働きながら自分の興味があることや得意なことを見つけ、だんだんと役割がはっきりしてきたような印象です。

当初は想定していなかった、イレギュラーな仕事も発生するのですが、そのたびに「これはあの人が向いているね」みたいな振り分けやチャレンジをしていくうちに、個々のスキルも上がっていって、役割が明確化していきました。大野さんも小田さんも、最初のころとは比較にならないくらい、幅広いことをやっていますもんね。

小田:そうですね。私の場合、たとえばいまはSNSでの発信も担当しています。オフラインとはまた違う、オンラインでのコミュニケーションについて自分なりに考えて試行錯誤するのが楽しいです。そうした新しい仕事は、自分からやりたいと手を挙げることもあれば、割り振られることもあります。割り振る側の人たちもメンバーのことをよく見てくれていて、適正や性格、向き不向きもわかったうえでアサインしてくれるので、与えられる役割にも納得感があるんです。

これから新しく加わる人も、ここで働くうちに自分の新しい可能性やポテンシャルに気づけると思うし、それを活かせるポジションを新たにつくっていける職場なんじゃないかと思います。

理想の空間をつくるために制作も現場もアイデアを絞る。Ginza Sony Parkメンバーの展示制作とは

―みなさんが関わったプロジェクトやイベントで、特に思い出深いものを挙げていただけますか?

大野:ひとつに絞るのは難しいですが……、特に達成感が大きかったのはGinza Sony Park初のグローバルイベント『MANGA in New York』ですね。銀座という場所を飛び出し、ニューヨークのギャラリーで「MANGA(漫画)」とテクノロジーを掛け合わせた体感型のエキシビションを展開しました。

私は英語ができるということでアサインされたと思いますが、現地スタッフのトレーニングから何から、すべてが初めてのことすぎて最初は戸惑いました。ただ、試行錯誤しながら何とか開催まで辿り着き、結果的には本当にたくさんの方が足を運んでくださって嬉しかったです。短期間でしたが、すごく刺激的な経験をさせてもらいました。

2023年10月末~11月にかけてニューヨークで開催された「MANGA in New York」。日本の6組のアーティストが制作したオリジナルストーリーの漫画を、ソニーのテクノロジーを活用して展示。感性を刺激し漫画の世界に没入させるような体感型エキシビションを実現した

神田:私が印象に残っているのは、アーティストのKing Gnuやmillennium parade※やPERIMETRONがGinza Sony Parkとつくりあげた『#14 ヌーミレパーク(仮)』という、約半年間にわたって開催した長期イベントです。これはもう、企画段階から刺激的なことだらけでしたね。millennium parade※のクルーや、彼らのアートワークを手がけるPERIMETRONからあがってくる企画が「なんでそんなことを思いつくんだろう」というアイデアばかりで。なかには本当に実現できるのか?というものもありましたが、これをやれるのはGinza Sony Parkしかないというモチベーションで必死に知恵を絞りました。

たとえば、ソニーの高精細大型LEDディスプレイCrystalLEDを駆使した大画面による3D映像だったり、millennium paradeの楽曲の世界を演出するために、実際の車を使ったインスタレーションを実現したり。施工期間は2週間ほどあったんですけど、millennium paradeやディレクションを担当したPERIMETRONの方たちも現場に毎日足を運んでくれて、本当にみんなでつくりあげたという実感があります。時には泊まりで絵を描いたり装飾をしたり、たとえるなら「ものすごくレベルの高い文化祭」という感じでした。お客様の反応もよくて、達成感がありましたね。

※展示当時の名称で表記

『#14 ヌーミレパーク(仮)』展示風景。millennium parade初のワンマンライブ『millennium parade Launch Party!!!』において、披露された「Fly with me」の3D映像をアップデートし、ライブやYouTube以外で初公開した
写真:©︎Ginza Sony Park Project

『#14 ヌーミレパーク(仮)』展示風景。King Gnuの楽曲「飛行艇」のCDジャケットに登場する、お面を被ったHERO少年の巨大オブジェをパークの地下吹き抜けに展示
写真:©︎Ginza Sony Park Project

―どんなに突拍子のないアイデアでも、どうにか実現するための方法を考えるのが神田さんの仕事なんですね。

神田:そうですね。私だけでなく、Ginza Sony Parkのプロジェクトメンバーは基本的に「やれません、できません」を言わない人たちばかりなんですよね。企画をブラッシュアップしていくなかでの取捨選択はありますが、やると決めたら実現させる。もちろん大変なことも多いんですけど、そのぶんかたちになったときの喜びや達成感は、何にも変え難いものがありますね。

―小田さんはいかがですか? 印象深いイベントを挙げるとすると。

小田:本当は自分が携わったイベントプログラムのすべてなんですが、あえて1つに絞るなら『Sony Park展 KYOTO』ですね。ソニーが取り組む6つの事業をテーマに、6組のアーティストたちとコラボレーションした『Sony Park展』をフェーズ1の最後の期間に銀座で実施しました。フェーズ1が終わった翌年、銀座でやってきたことを、初めて銀座の外に飛び出してやってみようという試みが『Sony Park展KYOTO』だったんです。

私は現地採用したスタッフをまとめて現場を回す役割を任されて、プレッシャーがありつつもチームビルディングを含めてこだわりながらやれたと思います。結果、来場いただいた方々が楽しんでくれている様子も見られましたし、そこでGinza Sony Parkのことを知った方が銀座のSony Park Miniにも来てくれたりと、大きな成果を得られた実感がありました。

『Sony Park展 KYOTO』展示風景。メイン会場となったのはイベント期間中に限定公開された京都新聞印刷工場跡。ソニーが取り組む6つの分野のテーマごとに、岡崎体育、奥田民生、東京スカパラダイスオーケストラ、millennium parade、YOASOBI、Creepy Nutsの6組のアーティストが加わり、さまざまな体験型プログラムを展開した
写真:©︎Ginza Sony Park Project

『Sony Park展 KYOTO』展示風景。第二会場のロームシアター京都ではソニーの歴史をテーマに、歴代のソニー商品やエンタテインメントの 作品などが集まる企画展示プログラム「My Story, My Sony」を実施
写真:©︎Ginza Sony Park Project

小田:それから、イベントではないのですが、現場からゼロから立ち上げた「Park Tour」にも思い入れがあります。フェーズ1の最初のころは、はじまったばかりということもあり、Ginza Sony Parkがどんな場所なのか、詳細はほとんど認知されていませんでした。そこで、スタッフが1時間くらいかけてGinza Sony Park内を案内して回るツアーを企画して、2年くらいの間、続けることができました。1回の参加人数は10人くらいですが、パークの魅力をより深くより詳細に直接伝えることができる機会があまり無かったので、これは新しいGinza Sony Parkでもぜひやりたいです。

新しいGinza Sony Parkでも、ゼロから価値をつくっていく

―2025年1月(予定)に、いよいよ新しい「Ginza Sony Park」がオープンする予定とのこと。この場所はどんな場所になるのでしょうか? また、そこでみなさんがチャレンジしたいことを教えてください。

大野:私はいま、Sony Park Miniの運営に携わっていて、限られたスペースだからこそできることや魅力があると感じていますが、やはり広い場所の方が、よりいろいろなことができます。そういう意味では新しいGinza Sony Parkは「フェーズ1」よりも拡張されたスペースで、自由にプログラムを展開できたり、それをよりたくさんの人に体験してもらえるのは間違いありません。私自身も、すごくワクワクします。

チャレンジしたいのは、やはりチームづくりの部分です。規模の拡大にともないスタッフも増えるので、新しいメンバーにまずはGinza Sony Parkを好きになってもらうところからはじめて、全員が同じ想いで来場者の方をお迎えできるようなチームをつくっていきたいと思います。

神田:正直、新しいGinza Sony Parkはまだまだ未知の部分が多いです。現状では具体的に「こんなことをやります」と言えるものはありませんが、それだけに大きな可能性を秘めている場所なのではないかと思います。フェーズ1の3年間でやってきたGinza Sony Parkらしいイベントや発信がベースになりつつ、規模が拡大することでこれまでは難しかった新しい挑戦も可能になるはず。それがアクティビティなのか、ワークショップなのか、ライブなのか物販なのかはわかりませんが、すでにいろんな妄想を膨らませながら楽しみにしています。

個人的なチャレンジとしては、今後はさらにできることの幅を広げていきたいです。企画を立ち上げるところからも関わってみたいですし、造作物も自分でつくれるようになりたいです。それから、テクニカルな部分の知識もさらに深めていきたい。器用貧乏になってしまうとよくないのですが、私がいろんなことをできるようになれば、そのぶんGinza Sony Parkでできることの可能性も広がると思っているので、この機会に新たな気持ちで経験を積んでいきたいです。

小田:フェーズ1のときはあらかじめ期間が定められていて、そのぶん実験的な試みも数多く行なわれました。新しいGinza Sony Parkはそうした期限がなく、長く銀座に根を下ろしていく場所になります。そのため実験というよりは、ここを訪れてくださる方々と一緒に、新しい価値を生み出していくスペースになっていくのだろうと思います。2人が言うようにまだまだ未知の部分も大きいのですが、私もそこは楽しみながら新しい場づくりに貢献していきたいですね。

チャレンジしたいのは、Ginza Sony Parkで働くことの楽しさを積極的に発信していくこと。一言では言い表せないこの仕事の魅力や面白さを、多くの人に知ってもらいたいと思っています。その結果、自分もGinza Sony Parkの運営に携わってみたいと思ってくれたり、まったく違う場所で、同じようなことをやってみようかなと考える人が増えたりしたら、すごく嬉しいです。

【Ginza Sony Park について】

Ginza Sony Park プロジェクトは、「街に開かれた施設」をコンセプトに1966 年に建てられ、50 年以上にわたって銀座の街と歩んだソニービルを建て替えるプロジェクトです。

1966年、ソニーのファウンダーのひとりである盛田昭夫によってつくられたソニービル。そこには、「街に開かれた施設」の象徴であり、盛田が「銀座の庭」と呼んだ10坪のパブリックスペースがありました。私たちは次の50 年に向けても創業者の思いを継承させたいと考え、「銀座の庭」を「銀座の公園」として拡張することで、銀座の街に新しいリズムをつくり、来街者の方が入りやすく、さまざまな楽しみ方ができる場にしようと、プロジェクトを進めてきました。

また、その建て替えプロセスもソニーらしくユニークに行いたい、という想いから、これまでにない新しい発想で二段階のプロセスを採用。第一段階は新しい建物をすぐに建てず、ビルの解体途中(2018 年8 月~2021 年9 月)を公園にするという他に類を見ない実験的な試みをおこないました。結果として、コロナ禍を含む約3 年間で854 万人もの方に来園いただきました。

その後、第二段階として解体・新築工事を再開し、2024年8月にプロジェクトの最終形となる「Ginza Sony Park」を竣工、2025 年1 月にいよいよグランドオープンの予定です。

この「Ginza Sony Park」の最前線で、ともに働き盛り上げてくれる仲間を募集しています。ソニーの新しい未来を、一緒につくりませんか。

Sony Park(ソニーパーク)

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ソニーPCL株式会社

【ソニーPCL株式会社について】

先端テクノロジーを駆使した多彩なソリューションにより、クリエイターの思いを具現化するクリエイティブカンパニー。体験型デジタルコンテンツ、8K/16K、VR、HDなどのハイスペック撮影技術、ポストプロダクション、空間企画デザインまで、多様なユーザー体験を開発しています。

2020年より、バーチャルプロダクション技術の開発および国内での事業推進を開始。2022年2月に、新しい映像表現を開発するクリエイティブ拠点「清澄白河BASE」を開設。以来、バーチャルプロダクションのみならずボリュメトリックキャプチャ技術など、先端テクノロジーをいち早く実際の映像制作で活用できる環境を提供しています。

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