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CGと会社の「らしさ」をつくる。設立1年半のサザビーで一人前になれる理由

株式会社サザビー

現実世界にない「驚き」を生み出すCGやVFXは、映像作品の可能性を広げる表現方法のひとつ。そんなCGやVFXの制作から編集、納品までをワンストップで行うのが株式会社サザビーだ。設立1年半、社員5名の少数精鋭ながら、手がける作品はテレビCM、WEB動画からMVまでじつにバラエティー豊か。同社の制作スタイルについて、代表取締役の小島伸夫さんは「出せる力の半歩先」を意識することを大切にしていると話す。そのモットーは、実際の仕事にどう活かされているのだろうか? 5名のデザイナー&アーティストに、会社やCG制作の魅力を語ってもらった。

取材・文:榎並紀行(やじろべえ) 撮影:朝山啓司 編集:立花桂子(CINRA)(2019/09/09)

会社を、「アーティストが技術を探求する場所」にしたい

—サザビーのデザイナー、アーティストが、制作において大切にしていることは何ですか?

小島:とくに言葉にして掲げているわけではないのですが、仕事のなかで「出せる力の半歩先」を意識することは、全員が大切にしていると思います。

株式会社サザビー 代表取締役の小島伸夫さん。大手映像制作プロダクションを経て、2018年3月に会社を設立。「オフライン編集にとどまらず、もっとCG制作に力を入れたくて独立しました」

株式会社サザビー 代表取締役の小島伸夫さん。大手映像制作プロダクションを経て、2018年3月に会社を設立。「オフライン編集にとどまらず、もっとCG制作に力を入れたくて独立しました」

—なぜ「半歩先」を意識することが大切なのですか?

小島:それぞれがいま持っている力だけで取り組むと、仕事がせっかくのスキルを消費するだけの時間になってしまうからです。それではもったいないですし、CG業界ではつぎつぎと新しい技術や表現が生まれている。楽な業界でもありません。だからこそ社員には自身の「半歩先」を意識しながら、実際の仕事のなかで自分のできることや表現力を伸ばしてほしいと考えています。

理想は「早くこの続きをつくりたい!」とワクワクする瞬間が少しでもあるような環境ですね。サザビーという会社を、「アーティストが技術を探求する場所」にしたいんです。設立してから1年半のあいだに少しずつできることを増やしていった結果、全員が「半歩先」を意識するようになりました。

—1年半のあいだに培われた、サザビーの強みとは何ですか?

小島:大きく2つあります。まず1つは、編集から納品までワンストップで行うので、仕事の守備範囲が広く、個人の裁量も大きいこと。サザビーでは企画や映像編集、2DCG / 3DCGの制作まで、ひとりが複数の分野に携わります。さまざまな手法を知ることで、スキルや表現の引き出しの幅が広がっていくと思います。

少数精鋭だからこそ「できること」は広く、フットワークは軽く

—個々がスキルの幅を広げることにより、ワンストップで制作が完結するというのは、会社としても武器になりますね。

小島:そうですね。一般的なCGプロダクションの場合、映像作品で使うCGのパーツだけを納品し、完パケ映像は数か月後にようやくもらえる、というケースも多い。これでは、自分たちのつくるものがどう使われるのか、完成図が見えないまま制作することになります。それよりは企画や編集段階から携わり、CG制作や音調整を経て完パケまでつくれたほうが、楽しさや達成感を感じられるのではないでしょうか。

小島:もちろん、一点集中のスキルを磨き、エキスパートを目指すのも悪いことではありません。ですが、ぼくたちは一人ひとりのスキルの幅を広げていくことで多彩な案件に関わっていきたいですし、表現の引き出しも広げていきたい。編集とCG制作の相乗効果によって、作品のクオリティーが上がることも多いです。

広浦:確かに、ここでは自分の「できること」が広がっている実感があります。

いままさに取り組んでいる案件では、CGデザインや編集だけでなく、企画やディレクションも初めてトータルで任されました。ディレクターの要望をかたちにするやり方ではなく、クライアントの意図を直接聞いて解釈し、自分自身でデザインに起こす仕事はとても刺激的です。

株式会社サザビー CGデザイナー / エディターの広浦直人さん。前職の先輩である小島さんに誘われ、設立メンバーとしてジョインしたそう

株式会社サザビー CGデザイナー / エディターの広浦直人さん。前職の先輩である小島さんに誘われ、設立メンバーとしてジョインしたそう

広浦:じつは、もともと知り合いから相談された仕事なのですが、大規模な制作会社ではこのような仕事は受けづらかった。細々とした案件にも取り組めるフットワークの軽さも、小規模なプロダクションならではの魅力だと思います。

「サザビーらしさ」はこれからつくる。文化や制度も人に合わせて変えていく

—2つ目の強みとは何ですか?

小島:社員一人ひとりが「会社づくり」に携われることです。設立から1年半しか経っていない小さな会社なので、いままさに会社の文化やカラーをつくっているところ。これから入社するメンバーにも、その一員になっていただきたいと考えています。新しい制度や働き方も、どんどん提案してほしいですね。

一例として、知見を広げるための映画代や美術館代などを、経費精算できるようにしました。ほかにもいい意見があれば吸い上げて制度化し、働き方も変えていきたい。「人」に合わせて臨機応変に会社の仕組みを変えていけるのも、いまの規模感、タイミングだからできることだと思います。

藤田:いまはまだ、「サザビーらしさ」というものはありません。これから「らしさ」をつくっていけるのが、おもしろさなのではないでしょうか。

株式会社サザビー ディレクターの藤田剛さん。「大規模なチームでは、メンバーの個性を把握する前に制作に入らなければいけないことも多い。サザビーのように、慣れた人たちとひとつの居場所で制作できる環境に前から魅力を感じていました」

株式会社サザビー ディレクターの藤田剛さん。「大規模なチームでは、メンバーの個性を把握する前に制作に入らなければいけないことも多い。サザビーのように、慣れた人たちとひとつの居場所で制作できる環境に前から魅力を感じていました」

中村:ぼくは入社してまだ半年くらいなのですが、「会社づくりから関われる」という部分に大きな魅力を感じています。自分から会社への提案や取り組んでいる仕事の一つひとつが、そのまま会社のカラーになっていく。そう意識して、サザビーに少しでもいい色をつけていきたいと考えながら働いています。

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株式会社サザビー CGデザイナーの中村健太郎さん。5人のなかではもっとも社歴が浅く、3月に入社。「サザビーの手がけるCMや映像作品を見て『カッコイイ』と感じ、ここで働きたいと思うようになりました」

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「驚き」をつくり出すのがCG制作。アーティストたちが語る、仕事の楽しさとは?

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