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結局、インフルエンサーって何者? 企業とインフルエンサーのヘルシーな関係

LIDDELL株式会社

インフルエンサーと企業のマッチングプラットフォーム「SPIRIT」を運営し、それを活かしたマーケティングビジネスを強みとするリデル。インフルエンサーとは文字通り、拡散力や影響力を持つ人たちを指す言葉だが、単に情報を広げることだけが彼らの役割ではない。リデルはインフルエンサーを一人のクリエイターとして捉え、成長や活躍の機会をつくることにも力を注いでいる。今回はリデルが考えるクリエイティブとの関係やインフルエンサーの育成について、代表取締役の福田晃一さんと、ソーシャルメディアプランナーでありインフルエンサーの神尾美沙さんに伺った。

取材・文:加藤将太 撮影:飯本貴子(2017/6/23)

普通に街を歩いている女の子に1万人のフォロワーがいる。
そういう人のことを、インフルエンサーと呼んでいます。

SNSを中心に情報が広まっていく風潮のなか、多くのフォロワーを持つインフルエンサーの存在はきわめて重要だ。リデル代表・福田さんはこの現象をどのように捉えているのだろうか。

福田:僕らが指すインフルエンサーは、いわゆるマイクロインフルエンサーと呼ばれる人たちです。言い換えれば、ソーシャルメディア上をメインに活動する、影響力を持った一般の人という括りでしょうか。芸能活動をしていたら確かにフォロワーは多いですが、それはメディアのイメージから生まれているものかもしれません。本当の影響というのは、たとえば、普通に街を歩いている女の子に1万人のフォロワーがいるということだと思うんですよね。いたって日常的、でも伝える力がずば抜けているみたいな。そんなオーガニックな影響力を持つ人たちをインフルエンサーと定義しています。

リデルはそういった個人がもたらす影響力にいち早く注目し、SNS上でプロモーションを行いたい企業とインフルエンサーとを結ぶマッチングサービス「SPIRIT」を2015年にローンチ。インフルエンサーの登録者数は1万9千人を突破し、今もなおその数を伸ばし続けている。

代表取締役 福田晃一さん

代表取締役 福田晃一さん

福田:僕は芸能プロダクションでキャスティングを10年以上やってきました。たとえば人気タレントをキャスティングすると、それだけで数千万円のお金と多くの関係者が動きますが、知名度の低いタレントやモデルに対してはそうもいかない。そこで、デジタルの力が必要になってくるんです。今はソーシャルメディア上で発信した情報を、世界中のユーザーに届けることができる。いわゆる「個の力」が強くなっていると思うんです。たとえば、5万人のフォロワーを持つインスタグラマーが30日間連続で投稿したら150万回リーチすることができる。それはつまり、月間150万人に見られるメディアに匹敵する影響力を個人が保有しているというわけです。

企業の商品プロモーションの舞台はマスメディアからデジタルメディア、SNSへと移行してきた。なかでもSNSは、今やプロモーションにおける最適な飛び道具。やがて影響力を発揮する個人のアカウントに企業も注目しはじめ、企業の販売促進戦略においてデジタル市場が重視されている。今やSNSは、身近な人たちと交流するだけのツールではなくなったのだ。

福田:僕らが掲げている考え方は「インフルエンサーファースト」。言い方は悪いですが、クライアントのなかにはインフルエンサーを軽視している方もいます。僕らはクライアントからお金をいただく立場ではありますが、一番大事にしているのはクライアントとインフルエンサーの相互理解です。

インフルエンサーが話題にするだけでは、PRとしては意味がない?

たとえば、インフルエンサーがインスタグラム上で何かの商品についてポストしても、その後のWEBページのテイスト、あるいはデザインがイマイチということも少なくないようだ。

神尾:せっかく商品が可愛いのに、他のデザインとの調和が取れていないパターンが結構あって。でも企業は何から改善していいかわからないんですよ。そういった悩みを数多く聞いていきました。私は「ソーシャルメディアプランナー」という肩書きで、企業のインスタグラム公式アカウントのプロデュースやマネジメント代行をしていますが、こういった課題解決のために商品を説明するためのWEBページの制作なども手がけています。

ソーシャルメディアプランナー 神尾美沙さん

ソーシャルメディアプランナー 神尾美沙さん

福田:世界観を維持するためにも、デザインはとても重要ですね。たとえば、せっかくインスタグラム上で緻密なプロモーションをしてきたのに、ハッシュタグキャンペーンの詳細ページが残念なデザインだったら、その瞬間にユーザーの気分は落ちてしまう。インフルエンサーには手触り感や生っぽさ、リアリティを求めますが、デザイナーにはプロとして洗練されたデザインを求めます。

神尾:ソーシャルメディア上でのトレンドを理解した上でデザインに落とし込むことができたら、インフルエンサーと相乗効果を生み出せるはず。今後、新サービスのローンチも控えているので、そのためにもリデルにとって洗練されたプロのデザイナーは必要不可欠ですね。

一口に「SNSマーケティング」といえど、SNS上の見栄えだけが良くても不十分。エンドユーザーにとって最終的な着地点まで、一貫したデザインで仕上げてこそ、人々の行動を促せる「SNSマーケティング」なのだろう。

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自らがインフルエンサーだからこそわかる、インフルエンサーの育て方?

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