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ライブコマースの新時代を築く。エンターテイメント空間『Live Shop!』って?

株式会社Candee

モバイル向けの動画事業を中心に展開するCandeeが、今年6月にソーシャルライブコマース『Live Shop!』を発表した。主にSNS上において影響力を持つインフルエンサーと一般の視聴者がリアルタイムでコミュニケーションを取れるライブ配信番組で、出演者がおすすめするアイテムを番組内で簡単に購入できるという画期的なサービスだ。これまでライブ動画9800本以上、モバイル動画1300本以上を企画から制作、配信までワンストップで行ってきたCandeeが考える、これからの「ライブコマース新時代」とは? 番組制作を担当するディレクターの渡部源一郎さんと、アートディレクターの長谷川直子さんに話を伺った。

未開拓分野の新しいサービスだからこそ、チャレンジしたい人が集まっている

Candeeの番組づくりはチーム制。プロデューサー、ディレクター、アートディレクター、配信技術など5名ほどの少数精鋭チームで構成されている。それぞれ専門分野は異なるが、分業がほとんどないことも番組づくりに良い影響を与えているという。

渡部:番組のストーリーやコンセプトなど、核となる部分はチーム全員でアイデアを出し合います。核が決まるとそれぞれの専門に分かれては、また方向性を確認するというプロセスを繰り返し行い、アウトプットを完成させるイメージです。

長谷川:一般的な番組制作会社は、プロデューサーやディレクター、アートディレクターなどが番組のコンセプトや構成、デザインを考えます。現場スタッフが動くのは、更にその後になってしまう。そうなると、どんな小さな意見やアイデアも全員では共有できなくなるんですよね。もちろん効率的な部分もあると思いますが、すごくもったいないことだと思っていて。

渡部:バックグラウンドの異なる人たちが集まると、いろんなアイデアが生まれます。たとえば、ある人気番組では、ゲームのようにミッションを決めて、次々とクリアしていくRPG風の演出があるのですが、実はインターン生が提案した企画なんですよ。「プロデューサーだから」「経験が浅いから」という理由は一切排除して、フラットに意見を言い合えるのも、Candeeらしい企画のつくり方だと思います。

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未開拓のライブコマースは、言い換えれば伸び盛りの業界。そもそもお二人が転職を決めたきっかけは何だったのだろうか。

渡部:僕は8年ほどテレビの番組制作に携わっていました。昔に比べ生活環境もガラッと変わり、若い人の多くがテレビよりもWEBを見るようになった今、多様なデバイスを通して映像や番組を提供する側になりたいと思ったのが転職の理由です。もちろん、まだまだテレビの方がマスに向けた影響力はある。でも10年後どうなっているかわからないじゃないですか。風を切るようなスピード感を味わえるのは、この業界で働く醍醐味だと思いますね。

長谷川:私はライブコンサート会場での映像演出や制作をしていました。あるとき、会場でお客さんの盛り上がっている表情を見ていて、ふと疑問に思ってしまったんです。この盛り上がりがアーティストによるものだというのは明らかだけど、自分の「仕事」の影響ってどれくらいあるんだろう、と。自分のつくったものがどのような評価をされているのか、もっと具体的に知りたくて転職しようと思いました。今では、番組内でコメント数のアップを狙うための演出を施した後に、「前回の配信より、どのくらい数字が伸びたのか」「既存のSNSへの投稿率がどのくらいアップしたのか」など、具体的に数字と言葉で評価が明らかになるので、やりがいや実感を得られますね。

Candeeのクリエイティブを支える5つのルール

日本のライブコマース市場は、海外と比較するとまだまだ規模が小さい。しかし、これまでの日本の動向やトレンドを追っていると、動画文化との親和性は高いとお二人は話す。『Live Shop!』というサービスは今後どのような方向へ進んでいくのだろうか。

長谷川:これからライブ配信のハードルはどんどん低くなると思いますね。逆に言えば、個人でも企業でもある程度クオリティの高い番組がつくれるようになるということ。最終的には出演者と視聴者の関係性を重視したコンテンツが鍵になってくると思っています。私たちの番組を見て「Candeeらしい」と周囲から言ってもらえるようになりたいです。

渡部:動画業界そのものも試行錯誤の段階ですし、『Live Shop!』もスタートしたばかり。会社も個人の実力に合わせて裁量を与えてくれるので、やりたいことに対して臆することなくチャレンジできます。これからのライブコマースや動画、引いてはメディアのあり方を変えたいと考える人にとっては、申し分ない環境だと思います。

様々な分野のプロフェッショナルが対等に話し合い、クオリティの高いものづくりをするCandee。最後に彼らが独自に持つ、クリエイティブの秘訣について伺った。

長谷川:Candeeには番組をづくりをする上で意識している5つのルールがあります。

1.SNSやメディアで話題にされること
2.視聴者に最初から最後まで見てもらえること
3.出演者に依存しないこと
4.番組を回遊してもらえる見せ方をすること
5.インタラクティブな仕掛けをつくること

これらを意識して、各チームが様々な手法を駆使しながらチャレンジしています。もちろん、新しいルールが思い浮かべばどんどん追加されると思いますが、一貫して変わらないことは人に喜びや幸せを与え続けるということ。それを実現させるために、自分に何ができるのかを常に考えていきたいですね。

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渡部:チャレンジしたい人が集まり業界全体が切磋琢磨しているのは日々感じています。また、出演者やスタッフ、視聴者と共につくりあげるクリエイティブこそ、Candeeの唯一無二の魅力ではないかと。それが視聴者やコメントの数につながり、結果的に商品の売り上げにもつながっていく。出演者の世界観を表現し、彼女たちの価値も高められる番組をこれからもつくっていきたいですね。

インターネット上でテキストメディアが広がっていた時期から、SNSの登場によって双方向のコミュニケーションが盛んになったように、次は動画でのコミュニケーションが視聴者と出演者との間でインタラクティブになっていくことは、ほぼ間違いないだろう。いわば「ソーシャルビデオ革命」への過渡期となる現在、Candeeが目指すのは「新しい時代のカルチャー」をつくっていくということ。そのためには、カルチャーの火種となるコンテンツを一つひとつ世に送り出していく必要がある。まだまだ成長フェーズだというCandeeの今後の展開に、これからも目が離せない。

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